今回はバイエルン移籍が決定したハリー・ケイン選手について書いていきたいと思います。
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①遂に「来てしまった」退団
昨シーズンシティへの移籍が寸前まで進むものの、最終的に残留を選んだケイン選手ですが、30代を迎えタイトルに恵まれない現状に焦りが見えた事は明白でした。
そして迎えた2022-2023シーズンは自己最多タイの30ゴールを挙げるもののチームはコンテ監督の解任もあり低迷。結果8位でシーズンを終え失望しか残らず、さらにコンテ監督が首脳陣やチームへの批判を行ってしまった事でチームの体質が指摘される事となり、クラブは混乱に陥る事となりました。
そんな中ケイン選手は改めてタイトル獲得を求め移籍を志願。マンチェスターユナイテッドやレアルマドリード等複数クラブの興味が報じられながらもレヴィ会長はタフな交渉を行い、最終的に最後まで彼を欲し続けたバイエルンがクラブ記録となる1億€で獲得。
これまでも幾度となく話題になっていたものの本人のクラブ愛も強く実現しなかった移籍、遂に「来てしまった」退団となりました。
③チームの軸になれる選手
その獲得したバイエルンですが、昨シーズンはエースであったレバンドフスキがバルセロナに退団。代わりにリヴァプールのマネを獲得するも彼は元々ウイングの選手で怪我や不調でシーズンを通して機能しませんでした。
そんな中チームは0トップを起用するも中々勝ち星に恵まれず、結局はポストプレが得意なシュポ・モティングを1トップにするオーソドックスな布陣を敷き復調。しかしシュポ・モティングが怪我で離脱した際や不調時に代わりになる選手がおらず、最終節にドルトムントが敗北していなかったら連覇が途切れるギリギリの状態での優勝でした。
さらにプレシーズンでもセンターフォワードがいない弊害がモロに出ており、クラブは是が非でも彼が欲しい状況。その状態での加入なので間違いなくチームの軸になれる選手であると考えられます。
またコマンやムシアラ、サネ等彼に良質なパスやクロスを送り込める選手や、ニャブリやミュラーなど彼が作ったスペースに飛び込める選手もおり得点機には不足が無く、さらにブンデスリーガ自体のストライカー不足（昨シーズンの得点王は16ゴール）もあり、加入1年目からの得点王もあり得るでしょう。
③念願のタイトル獲得に申し分ない環境
また新天地のバイエルンは只今ブンデスリーガ11連覇中とタイトル獲得が「義務」となっているクラブで、監督もかつてライバルクラブのチェルシーに就任し自身も痛い目に合ったであろう名将トゥヘル監督。
タイトルを渇望するケイン選手にとって申し分ない環境であると言えます。
ただ最初のドイツスーパーカップでは途中出場ながらライプツィヒに0-3の敗北。幸先は良いとは言えないものでしたが、開幕節のブレーメン戦ではスタメンで起用されあいさつ代わりの1ゴール1アシストを記録。
ケイン選手の獲得により、今シーズンのバイエルンもリーガだけではなくチャンピオンズリーグでも有力な優勝候補となってくるでしょう。
かつてマカーイやトニ等他国リーグで実績を残したストライカーがその得点力を存分に発揮したバイエルン。ケイン選手も怪我さえ無ければその条件が十分揃っていると思いますので、ドイツの地でも活躍することを願っています。
では
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