今回は日本代表の過去のアジアカップでの記録、そして記憶に残ったことを書いていきます。
6回目は「2019 日本代表」です。
結果:準優勝
vsトルクメニスタン ○3-2
vsオマーン ○1-0
vsウズベキスタン ○2-0
vsサウジアラビア ○1-0
vsベトナム ○1-0
vsカタール ●1-3
主な布陣
①新たな世代の台頭と問われる「個」の力
2018年W杯をベスト16で終えた日本代表ですが、ベテラン勢を大量に呼び戻し「結果」だけを追い求めたのは言うまでも無く、次期指揮官である森保監督には新たな世代の選出と発掘が義務付けられました。
特にチームの象徴であった本田、香川が代表から離れていった影響で手薄になった2列目の選手の発掘は必須であり、大会前にはドリブルの中島、切り替えの南野、パワーの堂安と「新ビッグ3」と呼ばれる選手達が台頭。ウルグアイ戦では4-3と打ち合いながらも勝利し、大会までの5戦を無敗で乗り切ります。
しかし大会前に当時最も「個」の力に突出していた中島が負傷により欠場が決定。個の力に依存する日本代表にとっては厳しい状況で大会が始まります。
②アジア全体の守備組織力の向上により苦しむ
そんな中で大会が開催されると、開幕戦のトルクメニスタン戦で大苦戦。前半に先制点を与えた状態で終えるも、後半大迫の2ゴールで逆転勝利を挙げます。しかし内容的には厳しくアジアでの戦いの難しさを痛感すると、続くオマーン戦でも原口のPKで辛勝と決勝トーナメント進出を決めながらも中々波に乗る事は出来ません。
その要因はアジア全体の守備組織の向上で、多くのチームが組織的なブロック守備を整備することが出来て強豪相手に渡り合えるように。実際初戦ではタイ代表がインド代表に、オーストラリア代表がヨルダン代表に敗れる等波乱が起きており、日本もその守備に苦しめられました。
それでも3戦全勝で決勝トーナメントに進んだ日本ですが相手は強豪サウジアラビア。すると日本はしっかりブロックを作りながらの守備で相手の攻撃を受け止めると、コーナーキックから冨安が奪ったゴールを守り切り見事に勝利。普段とは違う勝ち方で準決勝に駒を進めると、続くベトナム戦でも中2日のタイトなスケジュールの中、堂安のPKを守り切り手堅く勝利。やや相手守備陣を崩しきれない部分はあったものの強さを見せつけると、準決勝のイラン戦では復帰した大迫が2ゴールを決める等3-0と快勝。
地力の強さを見せつけ2大会ぶりの決勝に進むこととなります。
③露呈した適応力と修正力の物足りなさ
決勝戦の相手はカタール。優勝経験はないものの準々決勝では韓国、準決勝ではUAEを破る等確かな強さを見せていたチームでしたが遠藤こそ怪我で離脱したもののタレント力に勝る日本の優位は揺らぎませんでした。
しかし試合が始まるとカタールの可変システムの前に日本はプレスの掛け所に迷い全くという程ペースを掴めず前半に12分に失点すると、その後も状況は変わらず27分に失点。ビハインドを背負い後半を迎えると、後半は相手が守勢に回ったことからボールを保持でき南野のゴールで1点差に詰め寄るも、ビルドアップに苦しみ効果的なパスを出せずカウンターを喰らい耐え切れずに吉田のハンドでPKを献上。
最後までペースを握れず敗戦を喫することになりました。
この敗戦で森保監督の適応力と修正力の物足りなさが露呈され、その後のコパ・アメリカ、東京五輪、そしてアジア予選でも大きな問題になりその疑問符はW杯本番まで持たれる事に。
順調とも言われていたチームに暗雲が立ち込めた大会となりました。
では
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