堂安律～魅力的な2列目で存在感を示せるか～【特集改訂版】

今回はフライブルク移籍が決定した堂安律選手について書いていきたいと思います。

今回は改訂版です。プレースタイルの成長や役割の違いを中心に書いていきます。

過去記事はコチラ↓↓

kichitan.hatenablog.com

①確かな適応は見せたものの

堂安選手はPSVに復帰した2021-2022シーズン当初は、シュミット監督の構想に入っていないのか出場機会を中々与えられませんでしたが、年末からは好プレーを連発して先発で起用されることが増えます。そして右ウイングや2トップの一角としてプレーし最終的にはリーグ戦8ゴールを記録、主力として活躍しました。

ただシュミット監督がシーズン終わりに退任（ベンフィカへ）し、ファン・ニステルローイ氏の就任が決定。堂安選手も確かな適応を見せ期待されたものの、監督交代による出場機会の減少や他クラブのオファーもあり、移籍の噂が絶えなくなります。

②クラブ史上2番目の移籍金

そんな中彼を獲得したのはフライブルク。11年クラブの監督を務めるシュトライヒ監督の元2021‐2022シーズンはブンデスリーガ6位に食い込み、更にDFBポカールでは決勝に進出。決勝では惜しくもPK戦でライプツィヒに敗戦するも、確かなインパクトを与えたチームです。

kichitan.hatenablog.com

しかし新シーズンはヨーロッパリーグ参戦により選手層を厚くする必要があり、ブンデスリーガでも結果を残していた堂安選手に白羽の矢が立ち、完全移籍が決定。

移籍金850万€はクラブ史上2番目の金額で、彼への期待の高さが伺えます。

③魅力的な2列目で存在感を示せるか

そして気になる新天地では彼が得意な右ウイング、そしてトップ下での出場が予想されます。しかしフライブルグの2列目は実に魅力的な選手が揃っており、右サイドではユーティリティー性とキック精度が高いハンガリー代表のサライ、そしてアカデミーの最高傑作とも言われるシャーデの存在があります。

またトップ下も韓国代表のチョン・ウヨンに加え、ヘーラーや今シーズン加入のグレゴリッチュ、コフィ・キエレもプレー出来、激戦区となっています。

しかし堂安選手のキープ力とキック力はその誰にも負けてはおらず、さらにサッカーIQが高い為、誰と組み合わされても自身の持ち味を発揮出来ると思われます。

後はいかにシュトライヒ監督が求めるであろう左足での局面打開が出来るかが勝負になってくるでしょう、プレシーズンでは初戦でゴールを記録する等アピールが出来ている為、このまま良い調子で開幕を迎えて欲しいです。

PSVからフライブルグ、傍から見るとステップダウンとして見られがちですが、移籍先としては理想的とも言えるチームに加入した堂安選手。途中にはカタールW杯も控えている為、開幕からの活躍を期待したいです。