今回はチェルシー移籍が決まったカリドゥ・クリバリ選手について書いていきたいと思います。
経歴
クリバリ選手は2010年にメス(フランス)でトップチームデビュー。その後ヘンク(ベルギー)に移籍してベルギーカップ優勝に貢献した後、ナポリ(イタリア)に移籍。
するとサッリ監督の元ポジショニングを磨いていくと、これまでフィジカルに依存した守備面、そして不足感があった攻撃面で長足の進歩を見せセリエA屈指のセンターバックとして頭角を現します。
そして強豪にのし上がったナポリの象徴の一人としてチームを長らく牽引。タイトルは2019-2020シーズンのコッパイタリア優勝のみに留まりましたが、チャンピオンズリーグやセリエAでの活躍は凄まじく一時期は複数クラブから熱心に誘われることとなります。
それでもクラブも彼を重要な戦力として移籍を認めずビッグクラブ入りは悉く破談になりますが、クリバリ選手は高パフォーマンスを披露。しかし昨シーズン終了後、チェルシーからの破格のオファーを受けついにナポリ側が折れ移籍が成立。30歳以上の選手としてはプレミアリーグで史上最高額の3800万€で加入が決まりました。
代表ではフランス代表になる可能性もありましたが(アンダー世代でプレー経験があります。)、ハートでセネガル代表を選択。2018W杯出場、2021年のアフリカネイションズカップ優勝に貢献しており、2022年のW杯でも活躍が期待出来る選手です。
①圧倒的な対人能力とカバー範囲の広さ
クリバリ選手の特長は圧倒的な対人能力とカバー範囲の広さです。
圧倒的なフィジカルと卓越した準備力を持ち合わせ、無敵とも言える空中戦に地上戦にも強く、特に大型センターバックにありがちなスピード不足は皆無でむしろ武器になっています。またリーダーシップも持ち合わせ、味方を使った守備も非常に優れています。(マリオ・ルイを押してまでエンバぺを止めようとしたパリSGでのプレーは珍プレーにされがちですが、他局面でも彼を完封しておりクリバリ選手をよく知る為には打ってつけの試合です。)
またその走力を生かしたカバー範囲の広さは尋常では無くさらに準備力が高い為、相手アタッカーは裏を取っても全く油断できません。「思わぬところから足が出てくる。」よく日本のアフリカ系選手を表わすことで多用される言葉ですが、クリバリ選手は正にそれをクレバーに行える選手で、世界を見渡しても規格外の選手であると言えます。
②稀に見せる自分に酔ったプレー
ただ反面稀に明らかに自分に酔ったようなプレーを見せることがあります。
自身の能力に絶対的に自信があるが故のチャレンジパスや無謀とも言えるドリブルを見せることがあり、失って大ピンチを迎えることもしばしばあります。
また細かいポジショニングのミスも散見されており、現状は身体能力で補われていますが誤魔化しのきかない衰えが見えた時が不安です。
③名将の元で更なる輝きを
しかしこれからフィジカル面の衰えが見えるであろう時にチェルシーに移籍したのはクリバリ選手にとっては幸運だったのかも知れません。
隣には37歳にして未だ世界トップクラスのプレーを見せてくれるチアゴ・シウバ、そして指揮官は前述したポジショニングを問題を解決出来るトゥヘル監督の存在があり、名将の元で更なる輝きを見せる可能性は高いと思われます。
そして注目されたプレミアリーグ開幕戦のエバートン戦では上記の対人能力とだけでなくビルドアップでも好プレーを披露し、チームの勝利に貢献。上々のスタートを切り、今後は3バックの中央や4バックでの起用も試されそうです。
遂に魔境プレミアリーグに乗り込んだクリバリ選手。新天地でもその怪物ぶりを存分に見せて欲しいです。
では
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