今回はバイエルン移籍が決まったマタイス・デ・リフト選手について書いていきたいと思います。
経歴
デ・リフト選手はアヤックスアカデミーの出身で2016年にトップデビュー。2017–2018シーズンからは主力選手としてプレーし、2018-2019シーズンにはクラブ史上最年少の19歳でキャプテンに就任しリーグとカップ戦の二冠に大きく貢献。
またチャンピオンズリーグでは決勝トーナメント準々決勝のユベントス戦のアウェー戦では勝ち越しゴールを決める等クラブの準決勝進出に大きく貢献。オナナ、マズラウィ、デ・ヨング、ファン・ベーク等と共にヤングアヤックスを象徴する選手となります。
そして翌シーズンユベントスにクラブが獲得したDFとしては最高額である7500万€で加入。怪我がちなキエッリーニに次ぐ次世代のディフェンスリーダーとして多大な期待を寄せられ出場機会も多く与えられるも、重要な試合ではキエッリーニが起用される等中々周囲を納得させるパフォーマンスを見せられません。
それでも昨シーズンレギュラーとして年間を通して活躍。得意である右センターバックでの起用も増えさあこれからといった所でしたが、オフにバイエルン移籍が決定。移籍金は6700万€、新シーズンをドイツの絶対王者で迎えることになりました。
①ポテンシャルは世界屈指
デ・リフト選手の特長は圧倒的な対人能力と積極的な攻め上がりです。
フィジカル能力を生かした迫力抜群の空中戦、そしてスピードもある為地上戦にも強く、抜群のタイミングで繰り出されるタックルや瞬発力を生かしたインターセプトでボールを刈り取っていきます。
またビルドアップ面でも積極的な攻め上がりと精度の高いフィードで数的優位を作り出す他セットプレー時でも重要な得点源となっており、攻撃面においても献度が高い選手です。
このように多彩な能力を兼ね備えておりその精度が非常に高い為、技術的、そして身体的なポテンシャルは世界屈指の選手であると言えます。
②準備力と左センターバックでのパフォーマンス
ただ上記のようなポテンシャルの高さを持っているデ・リフト選手が世界最高レベルの評価を得ていないのは、準備力と左センターバックでのパフォーマンスに課題があるからだと思われます。
ワールドクラスのセンターバックに必要なゲームの展開を読んで適切なポジションを取る動きはまだ出来きれておらず、マークを外してしまう部分が散見されます。特にオフザボールに秀でた選手に対しては苦手とする傾向にあり、カバーリングに秀でた選手と組み合わせるのが現状ベストな起用法であると言えます。
また得意ではない左センターバックに起用された際のパフォーマンスは右に対して数段落ちます。特に利き足の影響からかビルドアップ面と空中戦で苦労している印象が強く、能力が高い選手であるが故目立ってしまう傾向にあります。(本人が過去に発言したこともありますがここまでセンターバックの右、左で話題になる選手はそうはいません。)
③チームに不在であったディフェンスリーダーの役割
新天地バイエルンではチームに不在であったディフェンスリーダーの役割が任されそうですが前述した課題もあり、現状ではチームの弱点を即解決する補強にはなり得ていません。(ウパメカノ、リュカは本質的にはストッパータイプの選手です。)
またアヤックス時代のブリント、ユベントス時代のボヌッチ、キエッリーニ、オランダ代表でのファン・ダイクのような選手がいない為、余計なプレッシャーがかかりパフォーマンスを落とす可能性も捨てきれないです。
しかしこのチームでリーダーシップを発揮しチームを纏め上げる役割をこなせれば一気に世界最高レベルのセンターバックに化ける可能性は十分にあり、新シーズンでの活躍が期待出来ます。
弱点であったセンターバックのリーダーシップを補う存在、そして転換期を迎えつつあるチームの浮沈を担う存在として招かれたデ・リフト選手。この大役を見事こなすことが出来るか、注目です。
では
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