今回は大詰めを迎えたCLグループリーグ最終戦展望について、注目グループを中心に書いていきます。
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突破が決定したチーム
ナポリ(イタリア)
クラブ・ブルージュ(ベルギー)
バイエルン(ドイツ)
インテル(イタリア)
レアルマドリード(スペイン)
ドルトムント(ドイツ)
パリサンジェルマン(フランス)
①修正の効かない短期間での開催
今大会のグループリーグは僅か2ヶ月での開催(通常は3ヶ月弱)となり、その時々の勢いが反映されやすい結果となりました。
勢いを持って突破出来たのはクラブ・ブルージュとベンフィカ。前者は前半の3連勝を見事に持ち込み、後半は不調だったユベントスを見事に利用した形となりました。
反面アトレティコ、バルセロナ、ユベントスなど決勝トーナメント常連チームが短期間での修正が行えず、グループリーグ敗退に追い込まれました。
特にバルセロナは夏に大型補強を行うものの、5バックを敷くインテルを崩す術を最後まで持ち合わせず1分1敗。競技的にも経営的にも致命的な敗退を喫しました。
正直アトレティコ以外は時間があったら勝ち進めるという内容では無かったものの、負けが込んでいた際の切り替え機会の無さは、少なからず成績に影響していたと考えられます。
②どのチームにも突破の可能性がある大混戦
そんな中、グループDはどのチームにも突破の可能性がある大混戦となっています。
現状、トッテナムが勝ち点8で首位に立っているものの、最終戦はアウェーでのマルセイユ戦。しかも主力のコンディション不良が目立ち、コンテ監督も前節の退場で指揮をすることが出来ません。守勢で行こうとすると確実にファンの後押しを得たマルセイユの攻撃陣に呑まれる可能性があるので、如何に積極的に主導権を取れるか注目です。
そして2位、スポルティングとフランクフルトの試合も注目です。鎌田vs守田の日本代表対決も勿論の事(守田選手の怪我が気がかりですが、、、。)、フランクフルトがアウェーでどこまでスポルティング攻撃陣を食い止められるかが注目です。
何気に基本布陣が4チームほぼ一緒である事から(3-4-3)、ミラーゲームになりがちな最終戦。トッテナムの調子がイマイチでマルセイユにも十分勝ち抜けの可能性があり、最終節は2戦とも激しい戦いが繰り広げられそうです。
③9年ぶりのCL決勝トーナメント進出なるか
そしてグループEの2位争いにも注目です。
現状グループEはチェルシーの勝ち抜け、そしてミランとの直接対決の関係上ディナモ・ザグレブのグループリーグ敗退は決定しており、最終節のミランvsザルツブルク戦の直接対決で決まります。勝ち点1差を付けており、なおかつホームで行われるミランが有利であることは間違いないですが、油断は大敵。気を引き締めて戦っていきたい所です。
昨年死のグループに組み込まれ、力の差を見せつけられたミラン。今シーズンこそは9年ぶりの決勝トーナメントに進出して欧州への復権の足掛かりを掴んでいきたい所です。
またグループFもシャフタールvsライプツィヒの直接対決(シャフタールが勝利すればグループリーグ勝ち抜け出来ます。)も控えている中での、運命の最終戦。非常に楽しみです。
では
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