今回は主要欧州リーグの2022~2023シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
第18回目は「マンチェスターユナイテッド」です。
主な加入選手
ドゥブラフカ(←ニューカッスル)
マラシア(←フェイエノールト)
リサンドロ・マルティネス(←アヤックス)
カゼミーロ(←レアルマドリード)
ファン・デ・ベーク(←エバートン)
マルシアル(←セビージャ)
主な放出選手
グラント(引退)
アレックス・テレス(→セビージャ)
バイリー(→マルセイユ)
マタ(→ガラタサライ)
マティッチ(→ローマ)
ポグバ(→ユベントス)
リンガード(→ノッティンガム・フォレスト)
基本フォーメーション
今シーズンユナイテッドの夏の移籍市場を騒がせ、そして振り回したのは2人のスター選手でした。
まずロナウドはチャンピオンズリーグへの出場を熱望し移籍を志願。家族の問題もあり練習にも参加していない時期が続くと様々な憶測が飛ぶことになりました。移籍先にもバイエルン(ドイツ)ナポリ(イタリア)チェルシー(イングランド)等が囁かれましたが、いずれのクラブも彼の高額の年俸と扱いづらいとされるパーソナリティーを危惧し獲得には至らず、最終的には残留で決着しました。
またデ・ヨングはクラブ内では合意には至ってはいたものの本人のクラブへの想いや家族の関係もあり決定には至らず、最終的にはバルセロナに残留。
そして新たに最高責任者に就いたリチャード・アーノルド氏は移籍市場の立ち回りに苦心しマラシア、リサンドロ・マルティネス、エリクセン獲得後は沈黙。多くの選手が去っていく一方課題となるポジションの強化は出来ず、自身のサッカーを体現できるタレントが揃わなかったテン・ハーグ監督は開幕のブライトンに敗北を喫すると、ブレントフォードではまさかの0-4で大敗。結果だけでは無く内容も散々なもので、チームは危機的状況に陥りました。
②テン・ハーグ監督の折衷案
しかしレアルマドリードからカゼミーロを獲得し驚きを与えると、迎えたリヴァプール戦ではポゼッションを捨て、高い位置でボールを奪う戦い方を選択肢し望外とも言える初勝利を挙げると、続くレスターをも撃破。
そしてその勢いのままアーセナルをアヤックスから加入したアントニーのゴールもあり見事に勝利しチームを立て直しました。
その要因となったのはその戦い方。ポゼッションをある程度捨てたミドルプレスからのカウンターはサンチョ、ラッシュフォード等快速アタッカーの良さを存分に引き出し、ボール保持時にはボランチに移ったエリクセン、リサンドロ・マルティネス、ブルーノ・フェルナンデスが中心となってボールを前に進める。
このこれまで狂気的とも言える攻撃サッカーを進めてきたテン・ハーグ監督の折衷案は、結果としてチームの最適解を導き理想的な巻き返しを見せました。
③戦い方を大きく変える必要が
ただ現状は前述した3選手を欠くと著しく機能性が落ちる為、彼ら不在時の戦い方を固めていく必要があります。
幸いサブにもワン・ビサカ、ショー、マグワイア、フレッジ、ファン・デ・ベーク等実績を残している選手、そしてガルナチョ、エランガ等生きのいい若手選手もいる為、層には困らないですが、問題はそのサッカーの質。
いずれも前述した戦いに適した選手は少なく、上手く機能させるには戦い方を大きく変える必要があります。ただ彼らを生かした戦い方はスールシャール監督政権下にある程度固まっていたので、テン・ハーグ監督が彼らをピッチに立たせる際に適切な役割を持たせられ、機能させられるかが今後の成績に繋がると思います。
中々進まない補強と選手の特性に合わなかったサッカーを行ってしまったことで出遅れを余儀なくされたマンチェスターユナイテッド。このまま好調を維持できる戦い方、そして選手起用を行えるか、テン・ハーグ監督の手腕に注目です。
では
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