きちのうすめ雑記

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欧州各国リーグの現在の立ち位置~オランダ エールディヴィジ~【サッカー】

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今回は5大リーグ以外の欧州各国リーグの現在の立ち位置について書いていきます。


2回目は「オランダ エールディヴィジ」です。

wikipedia

①若手の登竜門に

オランダ エールディヴィジはプロ化されたのは1956-1957シーズンとやや歴史は浅いものの、60年代後半~70年代前半にはクライフの登場などもありチャンピオンズカップフェイエノールトアヤックスが3連覇を果たす等欧州で強豪の立場を確固たるものにすると、1987-1988シーズンにはPSV、1994-1995シーズンにはアヤックスが同大会で優勝する等、3クラブを中心に欧州でも存在感を示し続けました。

しかし1996年のボスマン判決により選手移籍が活発化すると、一気に人材が流出。特に有望な若手選手(クライファートセードルフダービッツ等)を多数所有していたアヤックス草刈り場となってしまい、欧州での地位が没落。

それでも若手の育成、発掘のノウハウを生かして、2000年代はフェイエノールトが2001-2002シーズンにUEFAカップ優勝、そしてPSVアヤックスが度々チャンピオンズリーグで上位に進出する等、すっかり若手の登竜門に。

ファン・ニステルローイPSVマンチェスターユナイテッド)、ロッベンPSVチェルシーイブラヒモビッチアヤックスユベントス)、スナイデルアヤックスレアルマドリードファン・ペルシフェイエノールトアーセナル)等アタッカーを中心に多くの選手がビッグクラブに活躍の場を求め、中心選手として活躍していました。

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②代表の弱体化によりこれまでの信頼性は

しかし2010年からこれまで湯水のように溢れていたタレントが枯渇してくると、代表は弱体化。ユーロ2016、2018年W杯に連続で予選敗退を喫する等これまでとは考えられない程苦しむことになります。

そしてクラブもそれに同調するように低迷し、リーグは峠の過ぎたベテラン選手や他国の若手選手に依存するように。当時勢いを増したポルトガルリーグに若手の登竜門としての地位も脅かされる事になりこれまでの信頼性は無くなりました。

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それでも近年ではアヤックスがテン・ハーグ監督の下、デ・ヨングバルセロナ)デ・リフト(バイエルン)、リサンドロ・マルティネス(マンチェスターユナイテッド)等数多くの若手選手を登用し各クラブに送り込んでおり、代表も徐々にタレントは揃いカタールW杯ではベスト8に進出。

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現状欧州での立ち位置的には再建の段階にありつつあります。

 

③明暗分かれる欧州での実績

そんな中今シーズンはフェイエノールトがリーグを制覇。リーグは現状アヤックスPSVフェイエノールトの3強が2010年から優勝を独占しているものの、それまでの2008-2009シーズンではエル・ハムダウィ、ロメロの活躍などで28試合連続無敗記録を達成したAZ、そしてマクラーレン監督の下、ブライアン・ルイス選手などが躍動したトゥベンテが優勝、また3強も常にトップ3に位置している訳では無く、驚きを与えるクラブは今後も現れる可能性はあると言えます。

ただ欧州ではアヤックスチャンピオンズリーグで2019-2020シーズンに準決勝進出、2021-2022シーズンに決勝トーナメント進出を決めているのに比べ、PSVは2015-2016シーズンのベスト16を最後にここ2年はプレーオフで敗退。フェイエノールトは昨シーズンのカンファレンスリーグの準優勝は誇れるもののチャンピオンズリーグでは目立った実績を挙げていない等、欧州での実績には明暗が分かれています。

今後はアヤックスに次ぐ欧州で存在感を示すクラブ、そして国内で3強を脅かし続けるクラブの登場が待たれる所です。

 

欧州の立ち位置において再建の道を進んでいるエールディビジ。かつてのように欧州を席巻する存在になるのか、注目です。

 

では

 

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