今回はマンチェスターユナイテッドのアヤックス化について書いていきます。
①かつての教え子達を次々と獲得
マンチェスターユナイテッドの「アヤックス化」が止まりません。
アヤックスで指揮を執ったテン・ハーグ監督が就任した際にリサンドロ・マルティネス、アントニー、元アヤックスのエリクセンを獲得し、今年はデ・リフト、マズラウィをダブルで獲得。かねてから噂のあるデ・ヨング(バルセロナ)もアヤックス出身者の選手であり、かつての教え子達を次々と獲得しています。
後者2人はテン・ハーグ監督のリクエストでは無く強化部の意向らしいので、クラブ全体で監督をサポートしようとする姿勢が見えることに。これまでとは全く違うこの動きは、ラドクリフ氏が進めている改革が着実に進行していることがわかります。
②チームを手っ取り早く強化するのに最適
その監督の元教え子や同胞を多く獲得する流れは他クラブでもあり、
・90年代後半のバルセロナのアヤックス化(ファン・ハール監督、クライファート、デ・ブール兄弟等)
・2000年代中盤のリヴァプールのスペイン化(ベニテス監督、シャビ・アロンソ、フェルナンド・トーレス等)
・2000年代中盤のチェルシーのFCポルト化(モウリーニョ監督、リカルド・カルバリョ、パウロ・フェレイラ等)
が同じような強化を行っています。
そのメリットは監督自身の哲学を落とし込まれた選手orよく似た文化で成長した選手を呼ぶことで戦術の浸透を早く進めることができ、チームを手っ取り早く強化するのに最適であるということです。
また同じ言語、文化を共有出来る事も大きく(監督も適応が違うので)、いずれの監督も未経験の国で指揮を執る際にこの方法を用いています。
そして実際バルセロナとチェルシーはリーグ連覇、リヴァプールはチャンピオンズリーグ優勝を果たしておりその方法が有用であることが判ります。
③クラブの強化プランが試される事に
反面デメリットもあり監督が退任or解任された際に、異なる文化や哲学を持っている監督に切り替えてしまうとチームを一から作らないといけず、多くの時間と資金を必要になることです。
特にバルセロナはファン・ハール監督退任時長らく低迷してしまい、当時中核であったオランダ人選手が「負の遺産」として見なされてしまう事に。最後までチームで一番活躍していたのがPSV出身のコクーであることも大きな皮肉になり、デメリットが大きく出てしまった例となりました。
そして今回のアヤックス化もデメリットはあり、テンハーグ監督が解任or退任した際にファン・ニステルローイコーチを添えようにも彼はPSV出身であり(オランダ3強の哲学は全く違います。)、スムーズな引継ぎが行われない可能性があります、コーチとして早めにチームに入れていることから最大限のリスクヘッジは出来ているとは思えますが不安要素ではあり、クラブの強化プランが試される事になりそうです。
ただあくまでテン・ハーグ監督が結果を残し残留し続けるのがベスト。この指揮官に最大限寄り添った強化がどのような成果をもたらすのか、今後の戦いに注目です。
では
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