今回は主要欧州リーグの2023~2024シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。
15回目は「マンチェスターユナイテッド」です。
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基本フォーメーション
①様々なスキャンダルに見舞われた前半戦
昨シーズンチームに「戦う魂」を植え付けチームをプレミアリーグ3位、カラバオカップ優勝に導いたテン・ハーグ監督は、オフに「繋げるGK」オナナ、二桁得点が期待出来るストライカーホイルンドを獲得して新シーズンに挑みますが、開幕当初から問題やスキャンダルが連発。
ますホイルンドが早々に怪我で離脱すると、カゼミーロの不調により守備が崩壊し開幕5戦で3敗を喫しスタートダッシュに失敗。さらに守備の要であるリサンドロ・マルティネスが長期離脱を強いられると、アントニーの暴行疑惑、そしてサンチョが指揮官との確執で構想外になる(冬にドルトムントへ)等内部に大きな問題を抱えることに。
またテン・ハーグ監督も無理なビルドアップを試み、ガルナチョがいながら不振に陥るラッシュフォードをレギュラーで使い続ける等、そのスタイル、マネジメント面の拙さも見せチームは低迷。リーグ戦は中位に沈み、チャンピオンズリーグでは比較的楽と言われたグループでまさかの最下位になり敗退。
ピッチ外でもグレイザーファミリーの強欲がネックとなり買収が中々進まない等、様々なスキャンダルに見舞われた前半戦と言えます。
②希望を見出す二人の若手選手
そんな中でも希望となっているのはガルナチョ、メイヌーの二人の若手選手。
ガルナチョはフィニッシュワークこそ課題はあるものの積極的な仕掛けとオフザボール、そして何より献身性の高さを見せチームを活性化させると、メイヌーはフィジカル面は卓越した技術とプレービジョンでゲームをコントロールし守備でも奮闘。二人共まだ粗削りな部分はあるもののチームへのコミットメントの高さを見せ、チームの数少ない希望となっています。
③まずはしっかりとした組織作りを
ただ冬の移籍はFFPに引っ掛かるとして見送ることになり、マルシャルが怪我で離脱し本職がホイルンドのみとなっているセンターフォワード獲得には至らず。得点源であるはずのラッシュフォードが不振&規律問題で慢性的な得点力不足に陥っている現状、攻撃陣の補強が出来なかったのは非常に大きいと思われます。
しかしそれ以上に大切になってくるのはこれまでまともなSDすら置くことなく
・どのようなチームを作りたいかのビジョン
・その為にどのような監督を登用し選手を獲得すればいいのか
・獲得に失敗した際のセカンドプラン
が決定的に欠け、結果監督ごとに選手の総入れ替えを行い無駄な資金を湯水のように使っていたフロント陣をラドクリフ氏がどのように改革していくかが注目で、これまで滞っていた環境面の改善を含め、クラブ愛のある彼がどこまで実権を握れるかが名門復活のカギとなってきそうです。
未だにテン・ハーグ監督更迭の話は根強いものの、監督を変えるだけで常勝チームになるとは到底思えない状況に陥っているマンチェスターユナイテッド。今後のクラブ全体の動きに注目です。
では
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