今回はマンチェスターユナイテッド移籍が決まったカゼミーロ選手について書いていきたいと思います。
今回は改訂版です。プレースタイルの成長や役割の違いを中心に書いていきます。
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経歴
カゼミーロ(カルロス・エンリケ・ジョゼ・フランシスコ・ヴェナンシオ・カジミーロ)選手は2002年にサンパウロFCのユースチームに所属後、2010年にトップチームデビューを果たします。そこで3シーズンプレーすると、2013年にレアルマドリードカスティージャ(ユースチーム)にレンタル移籍。その後完全移籍が決定しますがトップチームからは声はかからず、2014年にはFCポルト(ポルトガル)にレンタル移籍。
するとアンカーのレギュラーとしてチームの中核として活躍すると、翌シーズンはレアルマドリードが買い戻しオプションを行使し、マドリーに復帰することになります。
シーズン当初はベニテス監督に重宝されるも、監督交代でジダン監督が就任すると出場機会が激減。しかし実力でレギュラーの座を掴むと、その後はモドリッチ、クロースと共に黄金の中盤を形成。チャンピオンズリーグ3連覇の原動力になります。
その後もこの3人は幾度も世代交代が叫ばれながらも不動の地位を築き、昨シーズンはチャンピオンズリーグ、リーガ優勝の2冠を達成。
3人の中で最も年齢的にも若かったので、今後もマドリーの中盤に君臨するかと思われましたが、2022年8月19日、急転直下でマンチェスターユナイテッド(イングランド)移籍が決定。移籍金は6000万ポンド&4年契約と破格で、マドリーに18個ものタイトルをもたらし新天地で挑戦することとなります。
ブラジル代表では2015年に初招集。クラブでの活躍に比べてレギュラーに定着することは遅かったものの2018年W杯ではレギュラーとしてプレー。2022年W杯も中心選手としての活躍が期待されます。
①新しい挑戦を求めて
クラブでは全てを取ってきたカゼミーロ選手にとってマンチェスターユナイテッドが提示した条件は申し分なかったと思われます。
30代に差し掛かる中での4年契約(マドリーでは2年契約)でさらに年俸は倍近くとなり、正直この条件は新しい挑戦を求めるには十分なものであったと思います。
また現状マンチェスターユナイテッドはクラブが低迷中。かつての仲間の助言(ヴァランやロナウド)があったかどうかは不明ながら(仮に聞いていたら来てなかったのかもしれませんが、、、)、かつての強豪を再び定位置に戻す。カゼミーロ選手のチャレンジ精神が沸き上がったのは理解出来ます。
またクラブも守備に問題を抱えていたので、頼りになる盾の存在は非常に大きかったと思われます。
②抜けた穴は大きい
そんな中カゼミーロ選手が抜けたマドリーはどうなるかと予想すると、正直今シーズンに限っては厳しいかと思います。
マドリーは先日のセルタ戦ではチュアメニを起用。見事こなしてゲームも作っていましたが気になるのは守勢になってきた際で、世界最高峰のフィルターになり得るカゼミーロ選手の代わりは実質おらず、他選手のサポートが不可欠になっています。
ただ現状は中々難しく(守備のスペシャリスト的な選手がいないので)、対戦するクラブによってはダブルボランチでスタートする場合が良いかもしれません。
しかし後釜は確保されている為かつてのマケレレ移籍のようなクライシス状態になることは考えにくく、マドリーとしてはチームプランを1,2年早めたぐらいの感覚であると思われます。むしろ600万€で獲得した選手を最大活用し、尚且つ10倍以上の移籍金を引き出すマドリーの商才の凄さを感じさせます。
③そのまま現システムに当てはめると
そして新天地ではマドリーと同様アンカーでの起用に合わせて、ダブルボランチでの起用が予想されます。
しかし4-3-3のアンカー起用は守備面は安定するものの、ビルドアップ面の負担が異常に高い(実質センターバック2人+アンカーで回しているようなものです。)のでフレッジの二の舞になる可能性は高く、早々に失格の烙印を押される危険性はあります。
ただリヴァプール戦のような戦い方(ある程度ディフェンスラインを低めに設定してからのカウンター)、又は彼をサポートする(余り参加させない)ビルドアップの型を整備出来れば、持ち前のフィルター能力で絶対的な盾となってくれるでしょう。
全てのタイトルを勝ち取ったマドリーを去り、新たなチャレンジを選んだカゼミーロ選手。悩める強豪を救える存在になれるか、注目です。
では
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