今回はレアルマドリード再就任が決まったアンチェロッティ監督再任について書いていきます。
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①エバートンで希望を持つも
今シーズン指揮したエバートンでは終盤の失速もあり10位に終わりましたがアラン、ハメスなどかつて指揮した選手を呼び、怪我人続出の中何とかチームを欧州カップ出場権に留まらせた手腕は希望を持ちました。
来シーズンになると恐らくレスターを含んだBIG7に楔を差す存在であると思っており、その補強策も楽しみでありましたがアンチェロッティ監督の選択は「レアルマドリード再任」でした。
②驚きの再任
レアルマドリードではジダン監督が退任し、後任候補にはラウール監督(レアルマドリード・カスティージャ)、コンテ監督(前インテル監督)が有力視されており、アンチェロッティ監督は話にも上がらなかったので驚きの再任となりました。
エバートンでは強盗の被害にあい「安全面」を考慮してでの決断となったとされていますが、実際レアルマドリードから話が来ると断るのは難しいと思います。
現状アラバの加入はあったものの、セルヒオ・ラモスの退団が濃厚で世代交代が急務で重要な転換期を迎えたチームの指揮を執ることになりました。
③調整力がどこまで機能するか
しかしアンチェロッティ監督就任は実に有益なものであると言えます。まず指揮官のバランス感覚が非常に優れており、多少アンバランスな戦力でも機能させられる凄さがあります。実際レアルマドリードでは本来ウイングのディ・マリアをインサイドハーフに起用し機能させチャンピオンズリーグ優勝に導き、クロースをアンカーに起用した超攻撃布陣でクリスティアーノ・ロナウドの得点力を最大限生かしました。(48ゴール)
過去にもACミランで、テクニシャンばかりを集められた陣容でチャンピオンズリーグ優勝を果たし、パリSGでは豪華陣容を上手く使いこなし見事リーグ優勝を果たしています。
ただ今シーズンは「偉大な」モチベーターであるジダン監督の後任という難しい役割を与えられますが、個人的にはそれほど心配はしていません。
まずベテランが多いとも言われていますが戦力はリーグ屈指で、戦い方もある程度型が出来ています。アンチェロッティ監督であれば多少の調整で上手く運用してくれるでしょう。
そして人身掌握術にも優れ、前回のレアルマドリード退任が決まった際にも惜しむ声が多く、選手に慕われていたのが分かります。レンタル先から戻ってくるジダン監督にとっては「不良債権」であったベイルの扱いも上手くしてくれそうな気はします。
6年ぶりの復帰となったアンチェロッティ監督。世代交代やペレス会長の独裁もありクラブの地盤がやや不安定になっている今、彼の調整力がどこまで機能するか非常に楽しみです。
では
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