今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン、躍進するクラブについて書いていきたいと思います。
6回目は「エバートン」です。
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①急失速
以前書いたようにスタートダッシュを見事に決めたエバートンですが、6節から11節までの期間で僅か1勝(1分4敗)と急失速しました。
その原因としてはハメスが抑えられると中々チャンスが作りにくいことと、ピックフォードの不調もあり守備陣が安定せず失点を重ねていたことです(10試合連続失点)。特に連携不足なのかライン間のコンパクトさに欠け、危険のエリアを個の力でしか解決できなかったことが大きかったです。
アンチェロッティ監督も3バックを使い守備の修正を行いましたが、攻撃陣が振るわず攻守が噛み合わず首位戦線から離脱、このままズルズルいってしまうのかと思いました。
②指揮官の戦術と修正力
しかし12月のチェルシー戦で苦しみながらも久々の完封勝利を挙げると、その後はレスター、アーセナルに完封勝利し完全に息を吹き返します。
その要因はやはりアンチェロッティ監督の戦術と修正力でした。イタリア人監督らしく守備の組織構築に長けた知将は、相手の攻撃陣の弱点を浮き彫りにして見事な準備を見せ、決してワールドクラスがいるとは言えない守備陣を見事に機能させました。
最近ではリヴァプールの攻撃陣を沈黙させた「守備的サイドハーフ」などの采配が光ります。
また攻撃陣もハメス不在時はやや想像力には欠けるものの、セットプレーやリシャルリソンの突破などでしぶとく得点を挙げ守り勝つ試合も増えてきています。
特に輝いているのはディーニュで、自慢の左足でアシストを量産し守備でも粘り強さを見せる等、今やリーグ屈指の左サイドバックとして評されています。
③トップ4に向けての課題
しかしトップ4に向けての課題も少なくはありません。まずパフォーマンスが安定しないピックフォードの復調です。ビッグセーブを見せたかと思えば失点に直結する凡ミスを繰り返す守護神の復調は上位進出に不可欠です。5節のマージーサイドダービーでファンダイクに大怪我を負わせ度重なる批判に晒されたことも影響しているのかもしれません。
また序盤の大爆発からは怪我もありやや湿り気だったカルバート・ルーウィンが再び量産体制に入れるかも注目点です。現状リシャルリソンに頼りがちなのでやや不安な所です。
名将が持つ準備力、対応力の高さを見せ、16年ぶりのチャンピオンズリーグ出場も現実的な位置に付けているエバートン。混迷続けるプレミアリーグで今後も面白い存在になりそうです。
では
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