きちのうすめ雑記

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カルロ・アンチェロッティ~気のいいおじさま~【サッカー】

カルロ・アンチェロッティ監督がエヴァートンに就任しました。

個人的には2000年代最高の監督の1人であると思いますし思い入れの強い監督です。

 

ジダンとの出会い

今からだと考えられないのですが監督当初は選手時代師事していたアリーゴ・サッキ氏の影響を強く受け、4-4-2のプッシングサッカーに強く拘っていました。しかしユヴェントス監督時ジダンと出会い、考えを改めたとのことです。確かに当時のジダンのプレーは衝撃的でしたが、それで考えを変え、今後に生かすアンチェロッティも凄いと思っています。後のピルロシステムもこの経験が無ければ誕生していなかったと思います。

 

ピルロシステム

アンチェロッティといえばACミラン時代でしょう。当時トップ下でのプレーが多かったピルロを中盤底に配置、さらにトップ下のセードルフルイ・コスタを同時起用しました。また攻守のバランスを考え、守備範囲の広いガットゥーゾサイドバックに守備力の高いシミッチ、カラーゼを登用。時にはリヴァウドを起用したクリスマスツリーシステム(4-3-2-1)を使用しピルロの司令塔としての能力を最大限生かしたポゼッションサッカーチャンピオンズリーグを制覇するなど欧州に衝撃を与えました。

 

③板挟みの中間管理職

バランス感覚に秀でている監督で、ビッグクラブという環境において与えられた選手で最大限の結果を残せる数少ない人物だと思います。前述のミランでも半ばベルルスコーニ会長の独断で獲得した選手が多く、特にトップ下の選手が多過ぎた為最適解を見つけた監督の手腕は高く評価されました。しかしその能力はオーナーにとって扱いやすい監督として捉えがちで、チェルシー時代の明らかに戦術にあっていないフェルナンド・トーレスの獲得などフロントに振り回される印象が強いでしょう。またその人柄の良さが災いしてバイエルン・ミュンヘンナポリでは選手と対立してしまい解任される事態に。正に上下の板挟みに苦しむ中間管理職そのままの印象です。

 

④戦術面

戦術的には非常に柔軟性があり選手の特性に合わせたチーム作りに定評があります。ナポリを破ったリヴァプール戦はインパクト絶大でした。ただ選手に合わせる戦術の為、キープレイヤーが不調に陥る&機能しなくなると修正仕切れなくなり敗北する場合が多いです。特に崩しの中心であったカカを後半から完封され相手に飲み込まれた「イスタンブールの奇跡」が顕著でした。セカンドプラン、サードプランが乏しい印象です。

 

今回率いるエヴァートンは決して強豪とは言えないクラブです。しかし野心に溢れ補強に多額の投資をし若い有望株が多いです。最初に率いたパルマの状況と近いと思われますが長年率いていたチームと毛色が違うのでアンチェロッティがどのような采配を振るうかが楽しみです。またオーナーに振り回されないように気を付けて下さい。

 

では

 

戦術としての監督

戦術としての監督

 
アンチェロッティの戦術ノート

アンチェロッティの戦術ノート