今回はレアルマドリードを退任したジダン監督と後任候補について書いていきたいと思います。
①今シーズンの無冠が決まり
5月27日レアルマドリードのジダン監督が辞任することが発表されました。
ジダン監督は2016年にベニテス監督の後釜としてレアルマドリードの監督に就任。リーグ優勝1回、チャンピオンズリーグ3連覇という偉業を成し遂げ2017‐2018シーズンを持って一度退任しましたが、2018-2019シーズン途中にソラーリ監督の後任として再び指揮を執ると、昨シーズンは後半戦の10連勝もありリーグ優勝を果たします。
しかし今シーズン、怪我人続出もあり終始チームが波に乗り切れずにいると、チャンピオンズリーグでは準決勝でチェルシーに完敗。最終節までもつれたリーガも驚異的な粘りを見せるもアトレティコマドリードに優勝を譲り無冠に終わった責任を取って辞任することとなりました。
最終節前に情報がリークされるなど多少の混乱はありましたが、報道の通りになる結果となりました。
②最高のモチベーター
ジダン監督は「最高のモチベーター」と言えます。
選手としてもユーロやW杯、チャンピオンズリーグを制覇した「世界最高の選手であり」チームリーダーとしてもクラブに貢献した正真正銘のレジェンドです。
監督になってもその経験やクラブを知り尽くし適切な行動を取り、癖の強い会長を上手くいなし、プライドの高いスター選手を見事に懐柔させました。一般的にはカリスマ性とも言われますが、細かい気配りと冷静に状況を読み言葉を選ぶ能力が非常に高い監督であると思います。
反面「個」のクオリティに頼ることが多く、戦術で局面を変えることはしません。守備の約束事は徹底させるもののそれ以外は選手の判断力に委ねる場面が多いです。そういう意味では所謂「戦術家」が成功しないマドリーには打ってつけの監督であると言えます。
今ではユベントスの次期監督の候補になってはいますがアッレグリ監督が決定したので、デシャン監督の後釜としてフランス代表監督就任も視野に入れていいのかも知れません。
③3人の候補
ジダン監督の退任を受けて3人の候補が報道されています。
まずは元ユベントス監督のアッレグリ監督ですが、ユベントス監督再任が濃厚となっています。土壇場で変わる可能性は無きにしも非ずですが、流石に厳しいでしょう。(後に決定)
そしてインテルを退任したコンテ監督ですが、可能性は十分にあるとは思います。ただ幾度となく上層部とぶつかるパーソナリティーは癖が強すぎるぺレス会長との相性は最悪でもし就任するとなっても短期になりそうです。
最後はレアルマドリード・カスティージャのラウール監督の昇格です。かつてクラブのシンボルとして数多くのタイトルを獲得したレジェンドの就任は、ジダン監督の誕生と酷似しておりドラマ性もあります。何よりレアルマドリードというクラブを知り尽くし立ち回り方を分かっている「政治力」も大きな強みです。現時点では経験不足は勿論のこと戦術面でも物足りなさはあるようですが、数多くのスター選手と共にプレーしてきた実績はチームに多くをもたらしてくれそうです。
今回は残念な結果になりましたが、ジダン監督の次の就任先を含めて今後も注目していきたいです。
では
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