今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン総括を書いていきたいと思います。
15回目は「レアルマドリード」です。
リーグ 勝ち点84 25勝 9分 4敗 67得点 28失点 2位
カップ戦 3回戦敗退
チャンピオンズリーグ ベスト4
主な布陣
①主力選手の離脱と突き上げ
今シーズンのマドリーは正に「野戦病院」の如く怪我人が続出しました。DFではカルバハル、セルヒオ・ラモスが長欠し、終盤にはルーカス・バスケス、フェラン・メンディを怪我で失いました。
そして中盤から前線では昨シーズンブレイクしたバルベルデ、そして怪我癖が絶えなくなっているアザールが長欠し、一時期カンテラがベンチを埋めざるを得なくなるなどの状況に陥りました。
そしてそこでチャンスを掴んで伸びたバルベルデのような台頭を果たした選手がいたかと言えばそうでもなく、現主力のヴァランが独り立ちし、ルーカス・バスケスがサイドバックとして使える目途が立ったことぐらいで、レンタルバックのウーデゴールも見せ場も無いままアーセナルにレンタル移籍することとなりました。
②驚異的な強さを見せるも
そんな中最後まで優勝争いに食い込めたのはモドリッチ、カゼミーロ、クロースの中盤、そしてベンゼマの得点力という既存の選手の活躍でした。
中盤で熟練の動きを見せ試合をコントロールした3人の働きは特筆もので、チームが大崩れしなかった最大の要因となっています。そして動き出しや繊細なテクニックで違いを作り出したベンゼマはヴィニシウスが決定力不足に陥る中、孤軍奮闘の活躍を見せました。
特に終盤戦に驚異的な強さを見せ、最後の5試合は4勝1分と追い上げを見せましたが前半の出遅れと35節のセビージャ戦の引分が大きく響き2位に終わり、シーズン終了後ジダン監督が退任することとなりました。
③大型補強に動くかどうか
新シーズンではアンチェロッティ監督再任が決まり臨むことになりますが、個人的にはポジティブに捉えて良いかと思います。何よりバランス感覚に優れた指揮官は、エゴの強い選手と癖の強いぺレス会長との橋渡し役には適任で、政治色の強いマドリーでも上手く立ち回れると思われます。
そして噂される大型補強に動くかどうかが注目です。かつてフィーゴ、ジダン、ロナウド、ベッカム、オーウェン等毎年のようにスター選手を買い集めた「銀河系軍団」そしてクリスティアーノ・ロナウド、カカ、ベンゼマ、シャビ・アロンソ、を同時に獲得した「新銀河系軍団」とぺレス会長は何かと派手な事が大好きです。
今年はさらに欧州スーパーリーグ計画頓挫、ジダン監督が退任時にのこした手記によりぺレス会長はこれ以上ない逆風に晒されており、自身の権威の復権の為「超」大型補強に動く可能性は十分にあります。
実際アラバ(←バイエルン)を皮切りに、パウ・トーレス(ビジャレアル)、カマビンガ(レンヌ)等の実力者、そしてエンバぺ(パリSG)、ハーランド(ドルトムント)の大物の名前も挙がっています。仮にエンバぺ、ハーランド獲得というとんでもない補強が成立する可能性もゼロでは無く(今までのペレス会長の手腕を考えれれば有り得なくは無いです。)オフの動きにも注目です。
今夏最も移籍市場を賑やかす存在になるであろうレアルマドリード。その動きには一瞬たりとも目が離せません。
では
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