今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン総括を書いていきたいと思います。
6回目は「アーセナル」です。
リーグ 勝ち点61 18勝 7分 13敗 55得点 39失点 8位
カップ戦 4回戦敗退
ヨーロッパリーグ ベスト4
主な布陣
①期待を裏切る「結果」に
リーグでは25年ぶりに欧州大会参加圏外である8位で終わり、唯一の希望であったヨーロッパリーグもよりにもよって前監督のエメリ率いるビジャレアルに敗北。昨シーズンFAカップを制し光を差した期待を見事に裏切り、屈辱にまみえるシーズンとなりました。
補強の目玉のウィリアンは終始精彩を欠き、トーマスは怪我で稼働率自体が低く、既存戦力でもオーバメヤンの不調、ティアニーの怪我等がありチームは勝ち点を落とし続けました。そしてレッドカードや厳しい判定のVARでも割を喰らった感があり、やや不運な部分も目立ちました。
②若手を抜擢するも波に乗り切れず
序盤の勢いが完全に止まり7試合未勝利と負のスパイラルにはまり込んだアルテタ監督は、中盤戦でサカ&スミス・ロウ等下部組織の若手選手を抜擢しビッグロンドンダービーに勝利すると、冬にはウーデゴールを獲得してスミス・ロウを右に回し魅力的な2列目を形成しました。個人的に当初ウーデゴール獲得には疑問符はありましたがマルティネッリの怪我等も被っていたため、選手層を厚くするという意味では非常に有益な補強となりました。
しかしそれでも波に乗り切れず、戦術の要であったティアニーが怪我で離脱すると再び負けが込み、最終盤に怒涛の5連勝を果たすも欧州大会出場圏外の8位に終わりました。
③溝は深まるばかり
そんな中結果を残せなかったアルテタ監督の解任説は当然出ていますし、解任されても仕方がないとも思っています。しかし何より変えていかなければいけないのは未だに混乱が続くチーム上層部です。
アーセナルは欧州スーパーリーグ構想に参加し、サポーターに大ヒンシュクを買いました。オーナーのスタン・クロエンケ氏は典型的な「アメリカの経営者」で、アーセナルを投資の対象でしか見ない節があります。クラブの要職は悉く入れ替わり、チーム強化の一貫性もありません。
そんな中音楽ストリーミングサービス「Spotify」の共同創設者兼最高経営責任者であるダニエル・エク氏が買収に動いていると報道されると、サポーターは全面的な歓迎の意思を示すなどサポーターと経営陣の溝は深まるばかりです。(クロエンケ氏は買収を否定しています)
アルテタ監督の去就、そしてクラブの体制と強化プラン。今シーズンもアーセナルは激動の夏を過ごしそうです。
では
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