今回は阪神タイガースvs巨人戦の感想を書いていきたいと思います。
阪神 5-1 巨人 ○才木 9勝3敗
阪神 9-6 巨人 ○及川 1勝1敗 ゲラ 3敗11S
49勝 42敗 5分 301得点 260失点 3位
①久々となる勝利を挙げ、カード初戦を勝利
先発は才木投手。初回、3回とピンチを背負うも切り抜けると、試合は巨人先発山﨑投手との投げ合いになります。
すると毎回ランナーを出すものの中々得点には至らなかった打線ですが、5回ノーアウト1塁から前川選手がレフトへのタイムリーツーベースで先制点を挙げ、さらに続く6回、ノーアウト1,2塁から大山選手が2試合連続となる3ランで一気に突き放します。
才木投手は7回に1アウト満塁のピンチを背負い降板するも、桐敷投手が最少失点で切り抜け久々の勝ち投手の権利を得ると、森下選手がダメ押しとなるホームランを放ち勝負あり。
才木投手が久々となる勝利を挙げ、カード初戦を勝利する事が出来ました。
②久々となる「打線が勝たせた」試合
先発は今シーズン3度目の先発投手で初勝利を狙う及川投手。初回打線は2アウト満塁のチャンスから野口選手の押し出しの四球、木浪選手のタイムリー、そして及川投手のジエンゴとなるタイムリーで一挙4点を先制します。
投げても4回まで安定した投球を行っていましたが、5回に1アウト満塁のピンチを背負うと暴投と丸選手のセカンドゴロの間に2点を返されます。
さらに6回2番手岡留投手がノーアウト1,3塁のピンチを背負うとモンテス選手のファーストゴロの間に得点され1点差に追いつかれます。
しかしその裏1アウト1,2塁から中野選手のタイムリーで1点を追加すると、佐藤輝、野口選手にもタイムリーが出てこの回も4点を追加し、5点差に広げます。
ただ中継ぎの漆原、富田投手がピリッとせず石井、桐敷投手を投入せざるを得ない状態に。それでも7回の森下選手の内角攻めのお返しタイムリー内野安打も効き、最後はゲラ投手が締め括り試合終了。
久々となる「打線が勝たせた」試合となりました。
③甲子園100周年となる記念すべき日に会心の勝利
先発はビーズリー投手。初回打線は前回の甲子園ではノーヒットノーランの屈辱を味わった戸郷投手から2アウト満塁のチャンスを作ると、前川選手のタイムリーで2点を先制します。さらに3回には2アウト1,2塁から木浪選手がタイムリーを放ち序盤で3点のリードを奪います。
ビーズリー投手は4回まで巨人打線を完封しキラーぶりを発揮していましたが、5回に岸田選手のショートゴロの間に1点を返され連続無失点記録が途切れます。
しかしその裏2アウト1,2塁のチャンスから前川選手が再びタイムリーを放つと、続く木浪選手が2点タイムリーを放ち3点を追加。難敵戸郷投手を攻略します。
ビーズリー投手は6回にオコエ選手に一発を浴びるも6回2失点と上々の出来でマウンドを降りると、6回裏には森下選手、そして前川選手のこの日3本目となるタイムリーで2点を追加。そして佐藤輝選手が8回にトドメとなる一発を放ち試合終了。
死球による大城選手の怪我は心配ですが、甲子園100周年となる記念すべき日に会心の勝利を挙げました。
総評
打線は好調だったとは言え相手はDeNAをスイープ&5連勝と強さを見せつけ首位を快走していた巨人。正直3タテを阻止し1勝できれば充分であると思っていました。
しかし終わってみればカード3タテ&3試合で23得点と前カードと同様打線が爆発。前半戦の貧打は何だったのかと思わせてしまうような大量得点を記録し完勝しました。
その立役者は前川選手と木浪選手。前者は2戦目はベンチだったものの1,3戦ではいずれも先制点を記録し5安打5打点の大暴れ、そして後者は勝負強さを見せこちらも4安打5打点と大暴れ。中軸は勿論の事、それ以外の選手の活躍が際立ったカードでした。
正直これだけ打つとその後の揺り戻しは怖い所で前半戦の貧打復活の可能性はありますが、今はただ中継ぎ投手陣負担軽減の為にとにかく打って打って打ちまくって欲しいです。
一方投手陣はやはり中継ぎ陣の負担が気になる所で、特に桐敷、石井投手の登板数はかさんでいる状況です。ただ現状3番手になるであろう岡留投手はまだまだ信頼を掴み切るには至らず、漆原、富田投手は勝ちパターンで使うには怖すぎる部分も。
その意味では経験値が高い岩貞投手の1軍復帰は大きく、今後の投球に注目です。
次は現在8連敗と泥沼にハマっているDeNA戦。しかし打線は強力でつい最近までは4つ巴の戦いを繰り広げていたチームなので、油断せずしっかりと勝ち切って欲しい所です。
では
|
|