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前川右京(2023年前半)~しっかり振ってボールを捉える技術~【特集】

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今回は2023年前半の阪神タイガーズの前川右京選手について書いていきたいと思います。

出典:スポニチ sponichi annex

今シーズン前半の成績

29試合 .264   0本 7点  0盗  出塁率.347 OPS.692  四死球11 三振21

 

経歴

前川選手は奈良の名門、智辯学園高等学校に進学。当初は投手としての評価が高くエースとしての活躍が期待されますが、本人は野手希望で主に外野手としてプレー。

1年生からレギュラーとして中軸打者として活躍すると、3年夏には主に打撃面で非凡さを見せチームの決勝進出に大きく貢献。智辯和歌山との兄弟高校対決では1番レフトで出場するも、惜しくも敗戦。それでもその打撃力はプロのスカウトから高い評価を得て、2021年にドラフト4位で阪神に入団。

入団時からその打撃は注目されていたものの、2022年のオープン戦後に下半身のコンディション不良により離脱。さらに6月には守備時にフェンスに激突し負傷と、お世辞にも上手いとは言えない守備と怪我により悔しい1年となってしまいます。

 

①お試しではない1軍デビュー

そして今シーズンも一軍春季キャンプに抜擢されるもキャンプ前に故障が発覚し2軍スタートに。それでも2軍では圧倒的な成績を残しアピールを続けると、DHの起用を視野に入れ交流戦で1軍に合流。

5月30日の西武戦で6番DHでプロ初スタメンを飾るもその後は中々ヒットが出ず苦しい状態に。しかし楽天戦でプロ初安打を放つと日本ハム戦では初打点を記録する等、低調な打線の中で気を吐く活躍。更に中日戦ではプロ初の猛打賞を記録し初のお立ち台に登る等、初物尽くしの6月に。

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7月はやや成績は下降気味ながらも可能性のある打席を続けており、後半戦も打線の起爆剤としての活躍が期待されています。

 

②しっかり振ってボールを捉えきる技術

そんな中で目立っているのがボール球を振らない選球眼で、三振自体は多いものの打てる球を振っている印象が強く、低いボールに釣られてフォームを崩されたりする場面は余り見受けられません。

またしっかりボールにコンタクト出来る技術も持ち併せており、中途半端に合わせてポップフライになってしまう場面も少ないです。

まだまだ1年目で必死にプレーしている最中なので今後はどうなるかは分かりませんが、「しっかり振ってボールを捉えきる」事を強く意識して実際それを実行出来る選手は中々いない為、プロ2年目とは思えない程打撃技術は高いと思います。

また守備も決して上手いとは言えませんが今の所難なくこなしており、致命的な弱点にはなりにくいと思われます。

打球の角度が中々上がっていないのは気になる所ですが、今は兎に角ヒットと打点を積み重ねて一軍に定着するのが目標であると思うので、今の調子を続けて欲しいです。

 

③怪我だけは気を付けたい

ただ気を付けたいのはやはり怪我。前述したようにまだ恵まれた体躯を制御しきれず怪我をしてしまう傾向があり、実際かなり危なっかしいプレーが散見(特に守備時)されます。

岡田監督が調子が良くても中々連続で起用しないのもこれが原因かとも思いますので(左右の使い分けが濃厚ですが)、今後はいかに身体の制御が出来るかが勝負になりそうです。

 

プロ2年目で早くも頭角を現した前川選手。しかし課題もまだまだ多い選手でもあるので気を長くして応援していきたいと思います。

 

では

 

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