今回は現代サッカーのサイドバックについて主観を元に書いていきます。
今回は「守備的サイドバック」についてです。
①センターバック型
まずはセンターバック型です。
近年増加しつつあるサイドバックのタイプの選手で、元々センターバックとしてプレーしていた選手をコンバートして起用。1対1は勿論の事カバーリングや空中戦等、中々サイドバックの選手では伸ばしにくい部分を補完。
攻撃面では主にビルドアップでの貢献と限定で敵陣深くまで切り込む場面は少ないもののカウンターの防波堤にもなり得、非常に強固な守備組織を作ることが出来ます。
攻撃に幅を持たせる個に秀でたウイングの存在は不可欠であるものの、強豪クラブを中心に起用し始められているタイプの選手です。
このタイプでトップクラスなのはパヴァール(バイエルン)やベン・ホワイト(アーセナル)が挙げられます。
②マンマーカー
次はマンマーカーです。
その名の通りマンマークに秀でた選手で1対1では無類の強さを発揮し、相手ウイングを封殺するタイプの選手です。
スピード、そしてフィジカルに秀で駆け引きにも長けた選手が殆どで、卓越した対人能力に加えフィジカルの保険を持っており、崩しの切り札にウイングを擁しているチームに対して優位性を持つことが出来ます。
反面センターバック的な動き(カバーリングやクロスに対しての準備)は苦手で連動した攻撃に対応しきれない部分があり攻撃面での貢献は限定的であるものの、守備面で個で魅せるサイドバックと言えます。
このタイプでトップクラスなのはウォーカー(マンチェスターシティ)やワン・ビサカ(マンチェスターユナイテッド)が挙げられます。
③ビルドアップ型
次はビルドアップ型です。
ビルドアップ能力に秀でた選手で、攻撃の組み立てに頻繁に絡みボールを前進させる助けになる選手です。
いずれも中盤でも十分通用する技術を持っており(元々中盤の選手も多いです。)、偽サイドバック戦術のキーマンにもなり得る選手でもありますが、反面フィジカル能力には不足感があり、献身性は高いもののどうしても強力なウイングには劣勢に立たされ純粋な守備者としては期待しにくいタイプの選手でもあります。
このタイプでトップクラスなのはジンチェンコ(アーセナル)やマリオ・ルイ(ナポリ)が挙げられます。
④スイッチャー
次はスイッチャーです。
戦術理解能力が非常に高いタイプの選手で、試合中に布陣を変化させる可変システムでは不可欠な存在です。
3バックの両サイド、そしてサイドバックをこなせる選手が殆どで戦術的には非常に使い勝手の良いタイプですが、反面特筆した能力を持っている選手は少なく役割を間違えると一気に弱点にもなってしまい、監督の力量が試されるタイプです。
このタイプでトップクラスなのはアスピリクエタ(チェルシー)やダニーロ(ユベントス)が挙げられます。
⑤万能型
最後に現代サイドバックで最高峰の能力を持っている選手を紹介します。
まずはレアルマドリードのアラバ。世界最高峰とも言えるサッカーIQを持ち中盤でもセンターバックでも素晴らしいプレーを見せていますが、最もその能力を発揮出来ているのはサイドバック起用時(クロスやビルドアップの面)で、ほぼ全ての役割に対応出来る万能型選手のお手本とも言える選手です。
そしてチェルシーのリース・ジェームズはクロッサー、アタッカー、そしてマンマーカーと複数の役割で世界最高峰のレベルであり、彼がいるといないとでは大きな差が出る選手でもあります。ただ器用なタイプでは無いのでシンプルに役割を与えていくのがベストな起用法であると考えられます。
最後はレアルマドリードのカルバハルです。サイドバックに求められている能力を全て持ち合わせており、特に判断力に関しては世界最高峰とも言えます。勤続疲労による怪我の増加は気になるものの近年はセンターバックでも高パフォーマンスを披露してプレーを幅を広げており、今後も楽しみな選手です。
では
Real Madrid(レアルマドリード) シューズケース サッカーアイテム グッズ ブランド 男の子 クラブチーム 公式ライセンスグッズ RM-043
|
チェルシー ディディエ・ドログバ Tシャツ SOCCER レジェンド サッカー/フットボール ロイヤル
|