今回はカタールW杯優勝候補チームについて、
①中軸選手のコンディション
②強固な守備組織と局面を打開できるアタッカーの有無
③チームとして団結出来るか
の3点に絞って書いていきます。
5回目は「スペイン代表」です。
予想フォーメーション
①本番を前に調子を上げてくる
当初は怪我明けで出場時間が限られてきたファティ(バルセロナ)、チームにフィットしきれず調子が上がらなかったフェラン・トーレス(バルセロナ)、アセンシオ(レアルマドリード)等不安が大きかった前線の選手でしたが、ここに来て一気に調子を上げてきており良い調子で本選に望めそうです。
モラタ(アトレティコ)、ダニ・オルモ(ライプツィヒ)のコンディションこそは気になる所ですが主力に大きな離脱は無く、さらにチアゴ(リヴァプール)が入れない程中盤にはタレントが揃っており、バルセロナの選手を中心とした中盤の構成力を武器に本大会を戦っていくと思われます。
②期待されるのはバルセロナ勢
そんな中守備陣ですがデ・ヘア(マンチェスターユナイテッド)やケパ(チェルシー)すら入れないGKの質は高いものの、センターバックのパウ・トーレス(ビジャレアル)はビルドアップ能力に関しては世界屈指の能力は持っているものの守備面ではイージーミスが目立ち、ラポルトもそれ程身体能力に長けている選手では無いので、単純なスピード勝負には劣勢になってしまう傾向にあります。
サイドバックもカルバハルこそ一線級ながらアルバやアスピリクエタに陰りが見える事からワールドクラスとは言えず、守備陣の強度に関しては疑問符が残ります。
一方前線で期待させるのはやはりバルセロナ勢。ペドリは今やワールドクラスとも言えるプレーを見せており、ガビも攻守において技術、強度共に申し分ないプレーを披露。サイドアタッカーの打開力はやや物足りないながら連携で崩す術も持ち合わせており、個というよりはむしろチーム全体での打開が脅威になるチームとなっています。
③勢いを付ければ
ルイス・エンリケ監督は現役時代も闘将と言われる程非常にリーダーシップに長けており、代表監督になってなおその統率力は錆びついてはいません。その為監督自身が先頭を切ってチームを引っ張っている印象が強く、非常にまとまった集団になっています。
(セルヒオ・ラモスの選外などはこれが大きな理由の一つであると考えられます。)
また若い選手も多い為勢いを付ければ優勝も見えてくるでしょう。
正直優勝候補と言われれば物足りない部分はあるものの(特に守備陣)、監督が作り上げた土台、選手の伸びしろは確かでダークホースになり得るチームになっています。
日本と同じグループに組み込まれていることもあり、その戦いぶりに注目していきたいと思います。
では
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