今回はチャンピオンズリーグ準決勝の組み合わせについて書いていきたいと思います。
組み合わせはコチラ
ドルトムント(ドイツ) vsパリ・サンジェルマン(フランス)
①予想外とも言えるドイツ勢の躍進
堅守を誇っていたアーセナル、ホームで無類の強さを誇るアトレティコ相手にバイエルン、ドルトムントは不利ではあったと思いましたが、バイエルンはカウンター主体のスタイルを貫き通して見事アーセナルを撃破。そしてドルトムントは後半に戦い方を思い切って変更しホームの大声援をバックにアトレティコを呑み込み奇跡的な大逆転勝ち。
無敗記録を更新したレバークーゼン以外の2チームの躍進は正直予想外と言え、ドイツ勢の躍進が目立っていた準々決勝でした。
そしてバルセロナの自滅にも救われたものの確かな強さを見せたパリ、マンチェスターシティと超ハイレベルな戦いを繰り広げPK戦の末破った「常連」レアルマドリードが準決勝に進出。近年猛威を振るっているイングランド勢、昨シーズンベスト4に2チームを送り込んだセリエA勢が全滅する等、改めて欧州サッカーのレベルの高さを思い知ることとなりました。
②準々決勝と同様の戦いが出来れば
まずバイエルンvsレアルマドリードですがバイエルンが準々決勝と同様の戦いが出来るかどうかが焦点になりそうです。
バイエルンはビルドアップ面では現メンバーでは苦しく、ヴィニシウス、ロドリゴ、バルベルデ等カウンターを得意としている選手に餌食にされる可能性は非常に高いと言えます。その為アーセナル戦のようにハイプレスからのショートカウンターをベースに戦うことがマストとなっており、いかにケイン、ムシアラ、サネに良質なボールを送れるかが勝負になってきそうです。
特に右サイドバックのキミッヒはヴィニシウスorロドリゴと対峙しながら起点になるという重要な役割を担っており、このカードのキーマンとなってきそうです。
一方レアルマドリードはこれまでの戦いをいかに続けられるかが勝負になりそうで、偶に見られるアンチェロッティ監督の「奇策」が見られないことを願っています。
③質で差はあるだけに
そしてパリvsドルトムントですが、正直選手の質の差がありドルトムントにとってはかなり不利な状況です。
それでもサンチョ、アデイェミの両ウイングの打開力は確かで、ややウイングの守備意識が乏しいパリを圧倒する可能性は十分。サイドバックの連携も含めて重厚なサイドアタックを仕掛けていきたい所です。
特に準々決勝に逆転勝ちを果たし無類の強さを見せたホームの1stレグでいかに点差をつけて勝利が出来るかがカギとなりそうです。
一方パリは古巣相手に燃えるであろうデンべレ、新星バルコラが好調を維持しており、ややオフザボールや献身性にバラツキが見られるエンバぺをカバーしている状態。あとはエンバぺの状態、そしてルイス・エンリケ監督がいかに攻撃陣を組み合わせていくのかが注目になりそうです。
いずれにしても欧州最高峰の戦いが見れそうな各カード。今から楽しみです。
では
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