今回は主要欧州リーグの2019~2020シーズン総括を書いていきたいと思います。
シーズン全試合を終了した注目していたチームについてのみなので大半抜けていますのであしからず。
第14回目は「バルセロナ」です。
リーグ 勝ち点82 25勝 7分 6敗 86得点 38失点 2位
カップ戦 準々決勝敗退
チャンピオンズリーグ 準々決勝敗退
主な加入選手
ネト(←バレンシア)
ブライトバイテ(←レガネス)
①同情の余地がある解任劇
アトレティコからグリーズマン獲得、アヤックスからデ・ヨングを獲得しチャンピオンズリーグ優勝を至上命題にしたバルベルデ政権3年目ですが、指揮官はグリーズマンの起用法、攻守のバランスに四苦八苦します。特に失点の多さが目立ちますが、持ち前の修正力で勝ち星を積み重ねていきます。しかしスペインスーパーカップでの敗戦をきっかけにフロントの監督に対する不信感がマックスに。アビダルSDの発言もあり半ば強引な形でバルベルデ監督は解任されます。(表向きは辞任)
最適解が見つかりそうな時期だっただけに残念でした。
②チーム崩壊
そして後任はクライフを信奉するセティエン監督です。高い希望を持たれましたが打ち砕かれる形となります。戦術>選手の采配は状況を悪化させてしまい、ファティ、アルトゥール、セルジ・ロベルト等がパフォーマンスを落としスアレス、デ・ヨングは怪我で離脱。勝ち点を悉く落としレアルマドリードに逆転優勝をかっさらわれます。
そして止めとなったのはチャンピオンズリーグで、バイエルン相手に2-8の歴史的な大敗。チームは完全に崩壊し、バルベルデ政権から危惧されたサイクルの終焉が訪れました。
③来年の会長選挙までに
この大きな原因はフロントと選手の対立です。バルトロメオ会長含むフロント陣は
・SNSの操作疑惑
・カンテラ選手をビッグネーム獲得の「財源」とする
・後手後手に回る強化戦略
でピッチ内外でチームを混乱させ、シーズン無冠&悲惨な内容という結果を招いています。今回の責任もセティエン監督&アビダルSD解任でお茶を濁していた感があり、新たな監督も不安要素が強く、フロントのファンへの点数稼ぎの印象が強いクーマン監督です。
勿論監督の手腕でチームを立て直せることが出来ればこれ以上ない「結果」となりますがその未来の見通しも明るいとは言えません。まずは来年の会長選挙までにいかに選手を引き止められるかが勝負でしょう。メッシが去らなければいいですが、、、。
では