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スールシャール監督解任~政治力を発揮し土台を再構築~【サッカー】

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今回はマンチェスターユナイテッドの監督を解任されたスールシャール監督について書いていきたいと思います。

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Getty Images

①解任「前」ブーストも

スールシャール監督は現役時代はマンチェスターユナイテッドでプレーし、チャンピオンズリーグ優勝を決めた試合で決勝点を挙げる等クラブのレジェンドプレーヤーでした。

現役を引退後モルデ(ノルウェー)やカーディフでの指揮を通して2018年12月にモウリーニョ監督の後釜として就任。2019年3月から正式な監督として就任するも正式採用直後や2シーズン目のブルーノ獲得直前、昨シーズンの前半戦等幾度となく危機に立たされながら、驚くべきV字回復を果たし2年目は3位、そして昨シーズンは2位と浮き沈みの激しかったチームを上位に押し上げました。

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しかしロナウド、ヴァラン、サンチョと大型補強を行い優勝も狙えると評された今シーズン、序盤こそ好調を維持していたもののレスター戦、リヴァプール戦での大敗を機に再び解任論が巻き起こり、トッテナム戦では持ち直したもののシティ戦で再び敗戦。そして低迷するワトフォード戦ではマグワイアの退場もあったものの1-4の大敗と、解任「前」ブーストも力を無くし、11月21日解任が発表されました。

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当初から疑問が残る選手起用(ルカクの左ウイング起用)や交代(FW大量投入)、攻撃戦術の無さが指摘され、無策ぶりは見られましたが彼の就任によって確かに「変化」したこともあります。

 

②政治力を発揮し土台を再構築

まず「的確な補強」が出来るようになったことです。

スールシャール監督以前のユナイテッドは補強の失敗が非常に目立ちました。特にディ・マリア、デパイ、ルカクアレクシス・サンチェス等高額移籍金や高額年俸で招き入れた新戦力が悉く期待を裏切る結果となり、お金かかっているがチーム力が一向に挙がらない状態に陥っていました。

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しかしスールシャール監督就任後はマグワイア、ワン・ビサカ、ブルーノ・フェルナンデス、カバーニ等主力を張れる選手の獲得で着実に強化を進めました。単純にウッドワードSDが現場から離れ決済する立場だけになっているのもありますが、現場との風通しが良くなったのは事実であると思われます。

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そしてユース選手の成長もプラス材料ではあります。自身は外様ですが若くしてユナイテッドに所属しており、ベッカムスコールズ、ネビル兄弟、バット等ユース出身者と共に黄金時代を築いた一人でした。その為チームにおける下部組織の位置付けをかなり重要視しており、ラッシュフォード、グリーンウッド、マクトミネイ等は彼が積極的に起用したことで飛躍した選手であると言えます。

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ユナイテッドというクラブを把握した上で確かな政治力を発揮し、(フロントやOB陣を味方に付ける)着実な強化を図る。モウリーニョ監督時代に一度「破壊」された「マンチェスターユナイテッド」の土台を再構築したのは大きかったと思います。

 

③ユナイテッドを率いる「難しさ」

気になる後任はジダンバルベルデ氏、OBのフレッチャー氏、アヤックスのテン・ハーグ監督、パリSGポチェッティーノ監督等様々な憶測が飛び交っていますが、とりあえずはアシスタントコーチであったキャリック氏が暫定監督として指揮を執ることになりました。

元体制のコーチであったので余り戦術的な部分は期待出来ませんが、現役時代頭脳派で鳴らした選手であったので、良い意味での驚きを期待しています。

ただ今回でよりユナイテッドを率いる「難しさ」を再認識することになりました。

最強の味方にもなり最悪の敵にもなりうるOB陣。目の肥えたサポーター、そして未だ強い影響力を持つアレックス・ファーガソン氏の存在。歴戦の猛者が悉くその壁に阻まれ失敗しました。

それを考えるとやや戦術色が強いポチェッティーノ監督やテン・ハーグ監督より、スールシャール監督と同タイプでありながら政治力では彼を上回るジダン氏は良い選択なのかも知れません。

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ただ個人的にベストであると思うのは元バルセロナ監督のバルベルデ氏。政治力は不安はあるものの今の「監督戦国時代」でも十分渡り合える修正力とスター選手に対しての人心掌握術は魅力です。

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兎にも角にもスールシャール監督、長い間お疲れさまでした。

 

では

 

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