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ジョゼ・モウリーニョ監督解任~またしても3年目に~【サッカー】

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今回はローマのジョゼ・モウリーニョ監督解任について書いていきたいと思います。

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①1年目からチームにタイトルを

モウリーニョ監督は2021年5月4日にローマの監督に電撃就任。

過去タイトルを数多く獲得した名将の就任は、ここ数年タイトルに恵まれず2017-2018シーズン以降トップ4にも入ることなく意気消沈していたローマ―サポーターを熱狂の渦に飲み込むと、その強烈なキャラも相まって一気にローマのアイドルとなります。

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すると初年度はリーグ戦は守備構築に手間取ったこともあり6位で終わるも、見事カンファレンスリーグ優勝を果たし、2007-2008シーズン以降のタイトル獲得に大きく貢献。翌シーズンもヨーロッパリーグ決勝進出を果たす等、主に欧州カップ戦で猛威を振るいカップマイスター」と評されるその手腕を遺憾なく発揮します。

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それでも攻撃陣が振るわずリーグは再び6位に。チャンピオンズリーグ出場権を得るために鬼門の3年目に突入することになります。

 

②またしても3年目に

そして勝負の3年目、チームはモウリーニョ監督のネームバリューもあってか、フリー移籍を中心に精力的な補強を行います。しかし資金捻出の為イバニェスがサウジアラビアアル・アハリに放出されると、守備陣の主力を失いたくなかったモウリーニョ監督と首脳陣(特に会長)との関係にひびが入り、不穏な空気のままシーズンが開幕することになります。

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さらに守備陣を中心に怪我人が続出。昨シーズンのレギュラーであったスモーリング長期離脱を余儀なくされると、崩しの切り札であるディバラが度々負傷離脱を繰り返し持ち前の堅守速攻を発揮出来ずにいると、ヨーロッパリーグはグループリーグ突破はするものの2位でプレーオフに。さらにコッパイタリアではライバルであるラツィオに完敗するとリーグ戦では中々勝ち切れず、ミランシーズンダブルを喫した20節後の16日に解任が発表。

後ろ盾にいたピントGMの退団決定(来月3日)もあり、前述したオーナーとの関係性の悪化も表面化。そして成績も残す事が出来ず、またしても鬼門の3年目を乗り切る事は出来ませんでした。

 

③リスクしかない首脳陣の判断

そんな中首脳陣はOBでクラブのレジェンドであるデ・ロッシ氏の招聘を発表。名将の後釜にレジェンドを監督に沿えるクラブの方針は分からなくもないですが、問題は同氏の手腕

2022年にスパルの監督に就任するも17試合を率いて僅か3勝しか挙げられず半年も持たずに解任の憂き目にあっており、実績は皆無に近いです。

さらにローマの現スカッドは充実しているとは言えず、欧州カップ出場権を獲得出来るかどうかのレベル。むしろモウリーニョ監督がこの順位まで維持させているといえ、最悪残留争いに巻き込まれる可能性もあり新監督には大きな逆風が吹いています。

そんな状態で経験が少ない監督&さらに今後の人気を左右するレジェンドに任せるのは余りにもリスクがある判断であり、クラブの未来が怖い所です。

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鬼門の3年目に再び屈したモウリーニョ監督。しかし長らくタイトルから離れていたクラブに久しぶりのトロフィーを届けたのは間違いなく、別クラブで再び指揮を執る姿を楽しみにしたいと思います。

 

では

 

モウリーニョのリーダー論 世界最強チームの束ね方 [ ルイス・ローレンス ]

 

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