今回はセリーグ日本シリーズ、阪神タイガースvsオリックス戦の感想を書いていきたいと思います。
日本シリーズ 4勝3敗
先発は村上投手ですが、初回2アウト1,3塁のピンチを木浪選手のファインプレーもあり抑えると、2回表にノイジー選手の一発で先制します。さらに2アウト満塁のチャンスを作りますが、リベンジに燃えるオリックス先発山本投手に抑えられ追加点を挙げられません。
するとその裏連打で1アウト2,3塁のピンチを背負うと、若月選手にタイムリー、中川選手に犠牲フライを打たれ逆転を許します。
追いつきたい打線は4回に1アウト1,3塁のチャンスを作るも坂本選手は三振、近本選手が大飛球を打つも森選手にフェンス寸前で捕られ得点には至らずにいると、5回裏に紅林選手に2ランを浴び2点を追加されます。
それで山本投手はギアが上がったのかその後は圧巻の投球を披露。打線は7回に何とか2アウト1,2塁のチャンスを作るも決めきれず三振の山を築いてしまい、8回には頓宮選手に一発を浴び万事休す。最終的に山本投手にNPB最強投手に相応しい日本シリーズ新記録となる14奪三振を奪われ完敗。
勝負は最終戦までもつれることになりました。
②38年ぶりの日本一
運命の最終戦、先発はエース青柳投手。初回打線は1アウト2塁のチャンスを作るも森下選手は三振、大山選手の強烈なサードライナーは宗選手の好守に阻まれ得点には至りません。
それでも青柳投手は対オリックス12イニング無失点という得意意識もあったのか本来の自分の投球を取り戻し、3回裏の2アウト1,2塁のピンチを見事に乗り切ります。すると4回表に1アウト1,2塁のチャンスを作り打者はノイジー選手は簡単に追い込まれるも、低めに落ちたチェンジアップを見事に掬い上げる3ランで3点を先制します。
さらに5回には2アウト1,3塁のチャンスを作り2戦目で手痛い負けを喫したオリックス先発宮城投手をマウンドから降ろすと、続く比嘉投手から森下選手がレフトへタイムリーツーベースを放ち1点を追加、さらに大山選手の内野安打、ノイジー選手がこの日4打点目となるタイムリーを放ち3点を追加。点差を6とします。
青柳投手は5回途中まで無失点と素晴らしい投球を行いその後島本投手が宗選手をきっちりと抑え、続く伊藤将投手は3イニングを見事に抑え9回を迎えると、9回表には1アウト2塁から森下選手が日本シリーズ新人最多打点「７」を叩き出すタイムリーを放ち7点差に。
そして運命の最終回は桐敷投手が2アウトまでこぎつけると、最後1アウトは岩崎投手が登板。頓宮選手に一発を浴びるも最後は杉本選手をチェンジアップでレフトフライに仕留め試合終了。
阪神が38年ぶりの日本一に輝き、岡田監督が胴上げで5回宙に舞うこととなりました。
総評
正直過去3回の日本シリーズ敗退を見て、大げさでは無く生きている間に日本一を見ることはあるのかと本気で思ってしまった私でしたが、リーグ優勝だけでなく38年ぶりの日本一も達成。岡田監督を始め選手達には感謝しかありませんでした。本当におめでとうございます。
その中で目立っていたのはシーズン中で苦しんでいた選手の奮起。湯浅投手は「湯浅の1球」と後世に残りそうな投球を披露し、次の試合もきっちり抑え勝利を手繰り寄せる投球を披露。正に切り札的な起用となりました。
そしてノイジー選手は成績自体はイマイチだったものの日本シリーズではチームプレーに徹し進塁打、そして6戦目には山本投手からホームランを打つと最終戦には決勝点となる3ランを放ち勝利の立役者に。
また青柳投手はレギュラーシーズン中の不振を払しょくするような最終戦の素晴らしい投球。エースの姿が戻っていました。
勿論日本シリーズMVPの近本選手を始め既存選手は言うまでもなく、最高の締めくくりに相応しい活躍を披露。相手のオリックスも中嶋監督の下山本投手、紅林選手、宗選手を始め多くの選手が力を発揮し昨シーズンの覇者に相応しいチームの戦い方を披露しており、間違いなく今年戦ったチームの中では最強と言える存在でした。
38年ぶりの日本一。本当におめでとうございます。
では
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