今回は欧州カップ戦で猛威を振るうイングランド勢について書いていきます。

①全9チームが決勝トーナメントに進出
近年豊富な資金力を武器に多くの才能を獲得。他リーグより優位性を示していたプレミアリーグですが、今シーズンは更にその傾向が増し、
・チャンピオンズリーグ決勝トーナメントストレートイン5チーム
(アーセナル、リヴァプール、トッテナム、チェルシー、マンチェスターシティ)
・チャンピオンズリーグプレーオフ勝利で決勝トーナメント進出
(ニューカッスル)
・ヨーロッパリーグ決勝トーナメントストレートイン
(アストンビラ)
・ヨーロッパリーグプレーオフ勝利で決勝トーナメント進出
(ノッティンガム・フォレスト)
・カンファレンスリーグプレーオフ勝利で決勝トーナメント進出
(クリスタルパレス)
の全9チームが決勝トーナメントに進出し、リーグ全体のレベルの高さを示しています。
②優位性を示せていないチャンピオンズリーグ
ただここ5年を見ると、ヨーロッパリーグでは同国対決、カンファレンスリーグでは4シーズンで2回の優勝を果たす等強さを見せているも、最高峰であるチャンピオンズリーグで決勝に進んだのはリヴァプール(2021-2022)マンチェスターシティ(2022-2023)のみと寂しい状況。(優勝したのはシティのみ)
その要因となっているのはプレミアリーグの中位チームが力を付けて来たことで、上記のチームでもトッテナム(16位)、ノッティンガム・フォレスト(17位)、クリスタルパレス(14位)ニューカッスル(13位)と下位に沈む事に。
その為リーグ戦に力を注ぎこまなければならず、さらにウィンターブレイクが無いに等しくカップ戦二つもこなす等、ターンオーバーが機能しなかったり怪我人が多くなると失速する傾向にあります。(昨シーズンのリヴァプールが典型的な例です。)
その為
・日程的に楽なリーグアン、ブンデスリーガ(リーグ戦34試合&ウィンターブレイク有り)
・3強以外との戦力差が大きく、チャンピオンズリーグに専念しても低迷することが無いラ・リーガ
・同じような状況ながら中位クラスのクラブのレベルが違うセリエA
にシーズンが深まるにつれ後れを取る状況にあり、BIG4が君臨し2004-2005シーズンから5シーズン連続で決勝に進んでいたような強さは見せる事は出来ていません。(当時のプレミアリーグはBIG4+アストンビラやシティ以外のクラブの力が劣っており、セリエAの状況と似ていました。)
③ベスト4に全チームが残る可能性が
その状況はより過酷であったと言われていた2003-2004シーズンまでのセリエA(セブンシスターズ&18チームにも関わらず4チーム降格)に似ており、その頃のセリエAもUEFAカップ(90年代に6チーム優勝)は無類の強さを見せたものの、チャンピオンズリーグは1990年から2004年までの優勝は僅か3回(1993-1994のACミラン、1995-1996のユベントス、2002-2003シーズンのACミラン)のみ。
今後数年もこのような状況が続き、パリやバイエルン、マドリー、バルセロナなどと資金面でも圧倒的な差を付ければ流石に状況は変わるものの、チャンピオンズリーグに限っては少しの油断もならないので、暫く苦戦は続くと思われます。
それでも今シーズンはベスト4に全チームが残る可能性があり、仮に実現すればプレミアリーグの優位性はより確かなものに(同時に問題にもなってきますが)。今後の戦いぶりにも注目です。
では
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