今回は主要欧州クラブの2022-2023シーズン総括を書いていきたいと思います。
17回目は「レアルマドリード」です。
リーグ 勝ち点78 24勝 6分 8敗 75得点 36失点 2位
コパ・デル・レイ 優勝
チャンピオンリーグ ベスト4
基本布陣
①攻守の軸の度重なる離脱で失速
前半戦のマドリーはベンゼマが度々離脱するもののバルバルデの驚異的な活躍もありリーグ戦では首位も十分射程圏内の2位、チャンピオンリーグでも無事グループリーグ突破とまずまずの結果を残していました。
しかし今度は守備の要でもあるアラバが負傷を繰り返し守備陣に不安が残る状況に陥ると、スーペルコッパではバルセロナに敗退。さらにライバルが驚異的な勝ち点の積み重ねを行う中で取りこぼしも目立ち独走を許すと、チャンピオンリーグとの兼ね合いがありコパデルレイではバルセロナを粉砕する一方、ジローナ戦ではカステジャーノスに4ゴールを許し大敗を喫する等、好不調の激しい出来に終始。
コパデルレイではオサスナを破り優勝を果たすもリーグではバルセロナに大差を付けられての2位。連覇を懸けて挑んだチャンピオンリーグでもマンチェスターシティに2戦合計1-5で敗戦。結果もさることながら内容面でも完敗を喫し、不満の残るシーズンとなりました。
②今や世界最高峰のサイドアタッカーに
そんな中でも極上の輝きを見せたのはヴィニシウス。度重なる人種差別を受け話題になった印象が強い選手ですが、ピッチ上ではベンゼマの離脱を最小限に留める活躍を披露。驚異的な勝負強さもあり、今や世界的にも見ても有数のサイドアタッカーと言えます。
さらに1トップという新境地を開拓しベンゼマの穴を埋めたロドリゴ、そして怪我人が続出した左サイドバックにコンバートされながらも安定したプレーを披露したカマヴィンガも特筆した活躍を披露。
これまで中堅・ベテラン選手の活躍が中心だったチームに新たな風が吹くこととなりました。
③今シーズンも繰り広げられるエンバぺ狂騒曲
そしてシーズン後には激しい争奪戦が展開されていたべリンガムの獲得に成功し、充実した夏が過ごされると思われましたが、ベンゼマがアル・イテハド(サウジアラビア)に移籍。更にアセンシオ、アザール、マリアーノの退団が決定しており、ホセル(エスパニョール)を獲得、ブラヒム・ディアスをミランからローンバックしたとはいえ現状はアタッカー不足に陥っています。
そんな中行われているのは今や移籍市場での風物詩となっているエンバぺを巡る報道。選手本人は契約延長を拒み、クラブがまた圧力をかける等相変わらずパリの狂騒曲は収まらず、マドリーへの電撃移籍はあり得なくは無いものの資金的な問題もありこれからも高度な駆け引きが繰り広げられそうです。
ただ長引きすぎるのも新シーズンが不安になってくるので、アンチェロッティ監督の身体も含め早急に判断していきたい所です。
再びエンバぺに振り回される形になりそうなマドリー。今後の動きにも注目です。
では
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