今回はパリSGに残留したエンバぺ選手について書いています。
過去記事はコチラ↓↓
①相思相愛
正直エンバぺ選手のレアルマドリード移籍は時間の問題かと思っていました。
元々クリスティアーノ・ロナウドに憧れを持っていた少年期のエンバぺ選手はマドリー移籍を目標としており、同胞で自身を高く評価していたジダン監督の存在もあり相思相愛の関係に。ロナウド、ジダンが去った後もクラブは次世代のスターとして彼に対して興味は失わず、マドリーのぺレス会長も今シーズン開幕前に1億8000万€のオファーを送る等、熱烈なラブコールを送っていました。
しかしパリはメッシの獲得等チャンピオンズリーグ優勝に並々ならぬ意欲を見せ、そのプロジェクトの一角(メッシ、ネイマールとの夢の3トップの実現)であったエンバぺ選手を手放すことはあり得ないと考え、そのオファーを拒否。それでも2022年で切れる契約の更新は一向に進まず、更にチャンピオンズリーグではよりにもよってそのマドリーに屈し、国内で大いに批判。マドリーの強さを目の当たりにしたエンバぺ選手のフリーでの移籍は不可避とされました。
②国が動く
そんな中マドリーはシーズンオフに破格の条件(肖像権100%譲渡)を提示、エンバぺ選手自身もマドリーに渡るなど移籍劇はついに佳境に。
しかしそこで動いたのは国家でした。フランスのマクロン大統領、そしてカタールのタミム首長が動き彼を説得すると、クラブも
・メッシをも超える年俸(手取り6000万€~1億€と推定されています。)
・自身を中核としたプロジェクト(ネイマール、メッシ以上の扱いだけではなくクラブの人事権さえ関われる権限を与える)
・3年の短期間契約(クラブは5年を望んでいたものの妥協)
という破格の条件を提示したと報道。
そして5月21日にパリSGはエンバぺ選手との契約を2025年6月まで延長することを発表。この逆転残留劇は今年11月に行われるカタール、そして自国の最高タレントを保持をするフランスの威信が保たれた形となり、流石のマドリーも国家には勝つことが出来なかったと言えるでしょう。
②クラブ以上の存在!?
正直個人的にはこの残留劇は少し残念であったと言えます。
フランスリーグで得点王(4年連続)&アシスト王を獲得する等リーグ内ではもはややり残すことは無く、リーグのレベルもプレミア、リーガ、セリエA等に比べればどうしても見劣りします。
しかしパリで初のチャンピオンズリーグ優勝は彼にとって大きな目標となり、更に自身を中核とするプロジェクト(マドリーでは快適にプレー出来ない右ウイング起用が濃厚)を進めてくれることは本人にとっては大変有難かったと思われます。
ただこの彼をクラブ以上の存在にするような契約が本当に行われた場合、その未来は明るいものではありません。
かつてメッシがそう思われていたように(自身が慕っていたバルベルデ監督解任等もあり権限は言われている程のものは無かったと言えます。)、クラブ以上の存在と認識されることはピッチ内外全てに対して責任を問われることを意味しており、真偽はともかく加入選手は勿論の事、放出選手、監督の人事権に対してもエンバぺ選手が関わっているとされます。
早くもメディアにはFCエンバぺと評され、ネイマール放出の進言、さらにSDにルイス・カンポス氏の招集に関わったとされています。これが上手くいくと良いですが、悪い方向に向かうと一気に批判全てが自身に向かうことになり、いくら一選手だと言い張っても過度なプレッシャーがかかることとなります。(裏を返すとバルセロナのように上層部は批判逃れの格好の材料になります。)
パリのアル・ケライフィ会長は流石にそのような事はしないものの(会長選挙などが無くする必要性が無い)、他クラブ、選手達には懸念材料になり、特に移籍市場で苦しむ要因になるかもしれません。
サッカーの1プレーヤーに政治や国が動く異例の事態になったこの残留劇。エンバぺ選手には先輩メッシとは違う、競技に専念できる環境、そして過度なプレッシャーから守る体制を作ってあげて欲しい所です。
では
パリサンジェルマン NIKE コラボ PSG ショーツ ハーフパンツ ショートパンツ ストライクショーツ ブラック ロゴ パンツ レア メンズ ユニセックス ナイキ Jordan 正規品[衣類]
|
ジョーダン パリサンジェルマン コラボ JORDAN PSG 長袖 Tシャツ ロンT ロングスリーブ ユニセックス ナイキ 正規品[衣類]
|