きちのうすめ雑記

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クラウディオ・ラニエリ監督 就任~愛するクラブを救うするために~【サッカー】

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今回はローマ再就任が決まったクラウディオ・ラニエリ監督について書いていきます。

Getty Images

経歴

ラニエリ監督は選手としてはローマでデビュー。その後国内のカタンザーロ、カターニアパレルモでプレーし現役引退。

1986年から監督業を開始し、1988年には当時セリエC1に所属していたカリアリセリエA昇格まで引き上げると、その功績を認められ1991年にはナポリを指揮する程に。2年目に解任されるも、後に率いたフィオレンティーナではセリエA昇格&コッパイタリア優勝を果たし再び評価を高めました。

その後活躍の場を海外にも広げバレンシアアトレティコマドリードチェルシーモナコ等を指揮。国内でもユベントスインテル、キャリアをスタートしたローマ等ビッグクラブから、パルマサンプドリアカリアリ等中堅クラブと、多くのクラブの指揮を執り、数々の苦しんでいるクラブの指揮を託され立て直してきた実績からいつしか「修理屋」と評される事となりました。

しかし監督の最大の名誉といわれるリーグタイトルには長らく縁がありませんでしたが2015-2016シーズン途中から就任したレスターでは、プレミアリーグ史に残る「ミラクルレスター」を指揮し初のプレミアリーグ優勝に導く「奇跡」の立役者に

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その後も修理屋として多くのクラブを渡り歩きましたが、2023-2024シーズンのカリアリを最後に監督業からの引退を発表。しかし古巣であり「心のクラブ」ローマが低迷、そして監督人事が混迷していた事から引退を撤回しシーズン終了までの短期契約を締結。愛するクラブを立て直す為3度目の就任を決意しました。

 

①「修理屋」

ラニエリ監督は「修理屋」と評される程チームの立て直しに定評があり、特に不振のチーム状態を巧みなマネジメントで「正常化」させる能力は特筆したものがあります。

4-4-2をベースとした堅守速攻を志向し、特定の選手を軸に添えることでチームを掌握。しっかり「土台」を作ることでチームを戦える集団に代えていきます。

その手腕は特に昇格を目指すクラブや降格圏から抜け出したいクラブにとっては有益なもので、前述したレスターやパルマサンプドリアでは見事に残留を勝ち取っています。

また現有戦力から素質を見出す先見の明があり、ナポリ時代のゾラ、バレンシア時代のメンディエタチェルシー時代のテリー、パルマ時代のロッシ、レスター時代のヴァーディ等は彼のお陰で台頭してきた選手と言えます。

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②戦術的なバリエーションに秀でている訳ではない

ただ戦術的なバリエーションに秀でている訳ではないので、その軸となる選手を間違えてしまった時や、そもそも戦術的な問題で苦戦している場合は失敗することが多いです。

バレロンハッセルバインクなど多くのタレントを擁しながらも土台を作れなったアトレティコマドリードディ・バイオやフィオーレ等イタリア人選手を多く獲得し軸に添えようとしたものの失敗したバレンシア2期、3-4-3をベースにしていたガスペリーニ監督の後に戦術的に大きな変更を余儀なくされたインテルでは苦戦し、途中解任を余儀なくされることになりました。

 

③むしろ来シーズンが重要に

ただ現状のローマの低迷はデ・ロッシ監督解任によるクラブに対する不信感が多くの要因を占めており、戦術的な問題は少ないとも言えるので今回の就任でローマが巻き返す可能性は高いと言えます。

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特に不振に陥っているペッレグリーニ、環境への対応に手間取っているフンメルス、確執があったとされるディバラ等はそのマネジメント力によりプレーレベルを取り戻してくれそうです。

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しかし今回問題になっているのはフロント陣の度重なる失策によるもので、むしろラニエリ監督にとってはクラブの上級管理職に就き、ローマというクラブの哲学を植え付けなければいけない来シーズンが重要になってきそうです。

 

再び愛するクラブに戻ってきたラニエリ監督。今後の活躍にも注目です。

 

では

 

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