今回は過去のW杯での記録、そして記憶に残ったチームを書いていきます。
12回目は「2018 クロアチア代表」です。
主な選手&布陣
①新監督の就任で蘇ったヴァトレニ
ユーロ2016ではスペインを下し決勝トーナメントに進むも、ポルトガルに延長の末敗北。マンジュキッチやモドリッチ、ラキティッチ等全盛期のビッグネームがおり、希望が見える大会となりましたが、2018欧州予選ではユーロ2016でベスト8に進出したアイスランド、そしてウクライナ、トルコと難敵だらけのグループに組み込まれ苦戦。
トルコに1分1敗を喫しアイスランドとの首位決戦に敗れると、フィンランド戦では痛恨のドロー。欧州予選首位突破が絶望的になると、チャチッチ監督を電撃解任しダリッチ監督に命運を託します。
すると最終節のウクライナ戦で見事勝利を挙げプレーオフ進出を果たすと、そのギリシャ戦では初戦に前半で3ゴールを挙げ早々に突破を決定付けます。
最終盤の難しい3戦を見事無敗で終えたヴァトレニ(クロアチア代表の愛称です。)。新監督の就任で蘇ったと言えるでしょう。
ただワールドカップ本選はアルゼンチン、ナイジェリア、そして再びアイスランドと組まされた死の組と呼ばれるグループ。苦戦は必至でした。
②中盤の構成力を武器に
そして迎えた初戦のナイジェリア戦。コーナーキックからのオウンゴールで先制点を挙げると、後半にはPKで追加点を挙げ大きな勝利を挙げます。
続く2戦目のアルゼンチン戦では後半カバジェロの処理ミスから先制点を挙げると、モドリッチの見事なミドルシュートで追加点、さらにカウンターから後半ロスタイムにもゴールを挙げ3-0の快勝。見事下馬評を覆し決勝トーナメント進出を果たします。
さらに予選で競り負けていたアイスランド戦でも終了直前にペリシッチがゴールを決めて競り勝ち3戦全勝でグループリーグ突破を決めます。
迎えた決勝トーナメント1回戦のデンマーク戦はお互い立ち上がりに得点を奪う展開になるもののそれ以降はペースを握るものの得点は奪えず、さらに延長後半にPKの大チャンスを得るも、モドリッチのシュートはシュマイケルに阻まれPK戦に突入します。
嫌な流れとなりますがここで活躍したのはスバシッチ。5人の内3人を止め、同じく2人止めたシュマイケルに競り勝ち、勝利に導きます。
続く準々決勝のロシア戦でも激戦に。延長で勝ち越すも追いつかれ前の試合と同様嫌な流れになるものの、ここでもスバシッチが1人目を止める等大活躍。見事ベスト4に進出。
特に目立ったのはモドリッチ、ラキティッチ、ブロゾビッチが君臨する中盤の構成力。あらゆる場面に対処できる質と判断力の高さは試合を上手くコントロールしていました。
しかし準決勝の相手は強豪イングランド代表。連戦による疲労の影響もあり、流石にこの快進撃は終わりを告げると多くの方が思っていました。
③力を使い果たすも
そんな中でもクロアチア代表は驚異的な粘りを見せます。開始早々にトリッピアーにフリーキックを叩き込まれるも、後半にペリシッチのゴールで追いつくと、再び突入した延長戦後半にマンジュキッチが決勝ゴールを挙げ見事勝利。初のW杯決勝進出を果たします。
しかし3戦連続の延長戦の代償は大きかったのか、決勝のフランス戦では一度はペリシッチのゴールで一度は追いつくも、その後3ゴールを献上。マンジュキッチが反撃のゴールを挙げるものの力を使い果たし4-2で敗戦。悔しい準優勝になりました。
ただその戦い方は見事の一言で大会MVPに輝いたモドリッチはクロアチア人初、メッシ、ロナウドが支配していたバロンドールを見事受賞。優勝したフランス以上のインパクトを残しました。
2022年カタールW杯にも出場が決定しているクロアチア代表。ややタレントは小ぶりになったもののモドリッチはまだまだ元気で、コバチッチ、ブロゾビッチと共に構成する中盤の構成力は健在。流石に再び決勝に進出することは難しいものの、驚きを提供してくれることを期待しています。
では
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