今回はレアルマドリード所属のルカ・モドリッチ選手について書いていきたいと思います。
1回では書ききれない為、3回に分けていきます。
2回目はトッテナム~レアルマドリード(2010~2018)時代です。
前回の記事はコチラ↓↓
①後悔が残った強引な移籍
翌2011-2012シーズンも中心選手として活躍していたモドリッチ選手ですが、当時のチームはチャンピオンズリーグ出場権を獲得するのがやっとで、タイトル獲得は現実的ではありませんでした。
そしてメガクラブへの注目が高まり、スペインの名門レアルマドリードへの移籍が噂されます。しかしクラブ(レヴィ会長)は首を縦に振らずにいると、モドリッチ選手は練習の欠席、アメリカ遠征の拒否など強固な行動に出てしまいます。当然クラブは罰金を課しますがモドリッチ選手の意思は固く、結局は4200万€でレアルマドリード移籍が決定。本人も後悔が残ったとも言えた強引な移籍で、「白い巨人」の一員としてチャンピオンズリーグ制覇を目指すことになります。
②チャンピオンズリーグ3連覇の原動力に
しかし当時のレアルマドリードはモウリーニョ監督の元リーグは制していたもののチャンピオンズリーグは2年連続でベスト4とあと一歩の所で優勝を逃していました。
また自身も環境や戦術が変わった事もあり、プレーに精彩を欠きインパクトを残せずにいましたが、2013年のアンチェロッティ監督就任で風向きが変わります。クリスティアーノ・ロナウド、ベイル、ベンゼマ(通称BBC)ディ・マリア等、豪華な攻撃陣を操る司令塔として大活躍。そしてチャンピオンズリーグでも決勝戦のアトレティコ戦で、セルヒオ・ラモスの起死回生の同点ゴールを演出し、念願のチャンピオンズリーグ制覇に貢献。
更にチームは2015~2018シーズンに前人未踏のチャンピオンズリーグ3連覇を達成。モドリッチ選手はプレーヤーだけではなく、やや戦術的修正に乏しかったジダン監督の代わりに「ピッチ上」の監督としても君臨します。
またこの時期に組まれたユニットであるクロース、カゼミーロとのトライアングルは今なお世界最高のバランスを誇っており、世界最高峰の司令塔としての名声を得ることになります。
③結果を挙げられない代表
しかし代表ではユーロ2008年以降レギュラーとして活躍するも目に見えた結果を挙げられずにいます。
期待された2010年はイングランド、ウクライナと同居する難しいグループに入り、怪我が多く出たこともありまさかの予選敗退。またユーロ2012ではプレーオフを勝ち上がり本大会出場を果たしますが、スペイン、イタリア、アイルランドと同居するグループの組み合わせもありグループリーグ敗退。
そして2014年W杯もプレーオフの末本大会出場を決めますが、ブラジル、メキシコに敗れグループリーグ敗退を喫します。しかし続くユーロ2016ではスペイン、トルコ、チェコと同居するグループで堂々首位突破。自身もトルコ戦で素晴らしいゴールを決める等印象的な活躍を見せますが、決勝トーナメント1回戦でポルトガルに延長の末敗退。
クラブでの輝かしい実績に比べて代表では厳しい現実を突き付けられますが、ユーロ2016のメンバーが経験を積んで来た2018年W杯に、モドリッチ選手はキャリア最高クラスの輝きを見せることとなります。
では
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