今回は再評価される監督について書いていきます。
第4回目は「マルセイユ トゥドール監督」です。
①前監督の電撃退任をきっかけに
トゥドール監督は現役時代はボランチもこなすセンターバックとして2000年代にユベントスやシエナで活躍。しかし慢性的な膝の怪我により2008年に30歳の若さでの引退を余儀なくされます。
その後は古巣のハイドゥク・スプリト(クロアチア)で指導者キャリアを始めると、PAOK(ギリシャ)、カラビュックスポル、ガラタサライ(トルコ)、ウディネーゼ(イタリア)等で指揮を執るも中々目に見える結果を出す事が出来ませんでした。
しかしユベントスのアシスタントコーチを経て就任したヴェローナでアグレッシブなサッカーを展開。シメオネ、バラーク、カプラ―リのカルテットが共に二桁ゴールを決める等、3バックを基調とし攻撃陣を生かしたサッカーでイタリアを騒がせました。
ただシーズン後クラブとの方向性の違いもありその年に退団。フリーの身になります。
すると補強の食い違いに寄りサンパオリ監督が電撃退任したマルセイユの監督に就任。フランスの名門で自身の力を試すこととなりました。
②アグレッシブなスタイルを前面に
すると開幕からそのアグレッシブなスタイルを前面に出し好調を維持。チャンピオンズリーグでは連敗スタートするも3節のスポルティングで快勝を果たし、さらにリターンマッチとなったアウェー戦でも勝利しグループリーグ突破に希望を繋げます。
しかし上位対決となったパリ、ランス戦で連敗を喫すると、チャンピオンズリーグでもフランクフルト、トッテナムに敗北を喫しグループリーグ最下位で敗退。
厳しい状況になるもののW杯後は再び上昇気流に乗り、僅か2敗(12勝4分)で2位に位置。パリがここに来て急失速し勝ち点差も僅かに5と肉薄しており、2009-2010シーズン以来の優勝も不可能ではない位置に付けています。
③攻守の軸の躍動
そのサッカーの特徴はインテンシティ重視であり、激しいプレスと鋭いカウンターで一気にゴールに迫っていくもので、膨大な運動量と献身性が求められています。
そんな中思いのほか戦術の浸透が速かったのは前監督のサンパオリ監督も自身が得意な3バックを使っていたことで、前任者の良い所を上手く踏襲。
さらに新加入のアレクシス・サンチェスはチームに即座にフィットし攻撃の核として活躍。そしてロンジェはダイナニズムを生かして攻守に躍動。プレーメーカーのヴェルトゥとの相性も抜群で、チームになくてはならない選手となっています。
そして最後列には足元だけではなくシュートセービングにも磨きをかけたパウ・ロペスが君臨。攻守の軸の躍動がこの順位に繋がっていると思います。
変化を最小限にしながら組織の進化を促したトゥドール監督。名門を再び頂点に立たせられるか、今後の戦いに注目です。
では
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