共に質の高いフットボールを展開し上位に入っている両チーム。チャンピオンズリーグ出場権に留まる為には重要な一戦となっています。
ということで先日行われたレアル・ソシエダvsベティスの感想です。
両チームのスタメン&結果
前半
ソシエダはトップ下にマリンを置いた4-3-1-2、対するベティスは守備4-4-1-1の4-2-3-1を採用していました。
試合序盤はソシエダがスビメンディを起点としてボールを支配していきますが、サイドの幅を取れない問題が解決出来ず、攻撃は中央に集中。それでもセルロートやカルロス・フェルナンデスがサイドに流れる等工夫を凝らしていくものの、ベティスの守備陣を崩すことが出来ません。
すると、それまで中盤の数的優位に悩まされたベティスがカウンターを仕掛けていくと、グアルダードの配球とフェキルのキープで徐々に主導権を奪っていき、は一進一退の攻防に。それでも決定機には至らず前半を終えます。
後半
後半ソシエダはナバーロを投入し、サイドバックをより高い位置に置いて相手を押し込もうとしますが、徐々に疲れを見せたのかメリーノ、ブライス・メンデスのサポートが少なくなりパスミスも目立つようになり攻撃が停滞します。
すると我慢の時間を過ごしていたベティスは後半終了間際にモレーノのマイナスのクロスにファン・クルスが左足で合わせ待望の先制点を挙げると、ロスタイムにはカウンターから最後はボルハが決めて勝負あり。
ベティスが上位決戦を制することとなりました。
総評
ソシエダはダビド・シルバに加え久保も離脱と現システムで生きる選手の相次ぐ離脱でどのように戦うか注目でしたが、彼らの穴以上に感じられるのは攻守に置いてサポートを行うメリーノ、ブライス・メンデスの代役不在。そしてサイドアタックの質の問題です。
今後はイジャラメンディやゲバラを組み込んだダブルボランチの採用、そして前回のシェリフ戦のようにウイングを採用した戦い方を積極採用するなど、怪我人続出の中でアルグアシル監督がどう柔軟性を持って采配出来るか、今後の戦い方に注目していきたいです。
それでもブライス・メンデス、ル・ノルマンは流石とも言えるパフォーマンスを見せ、能力の高さを改めて示すことが出来ました。
一方ベティスはギド・ロドリゲス離脱の中、グアルダードが円熟味のある配球でチームをオーガナイズすると、ルイ・シルバは好セーブを連発。またペッセッラ、エドガル・ゴンザレスのコンビはソシエダ2トップを封殺、さらに右サイドのモレーノは2アシストと攻守において活躍。ビルドアップと守備の安定が勝利を手繰り寄せたと思います。
ボールを保持されながらも落ち着き、チャンスを伺う。何年か前からは考えられないチームに変貌させたペジェグリーニ監督。そのマネジメントには敬服します。
監督が作り上げた確かな地盤を感じられた試合となりました。
では
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