今回は今シーズン限りのユベントス退団が決まったジョルジョ・キエッリーニ選手について書いていきたいと思います。
1回では書ききれない為、3回に分けていきます。
3回目はユベントス後期(2018~2022)時代です。
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①失望と歓喜
そして迎えた2018W杯予選ですが、キエッリーニ選手要するイタリア代表は予選で大苦戦。スペインと同居したという不運もありましたが、コンテ監督が2016年で植え付けた組織的なサッカーが新システムの導入により見る影無く消えると、低調な戦いぶりでプレーオフに回ります。キエッリーニ選手はプレーオフ2試合に先発出場を果たしますがスウェーデンに敗北、60年ぶりに本大会出場を逃す形となりました。
しかし迎えたユーロ2020ではレギュラーとしてプレー、2戦目のスイス戦で負傷交代になるものの、準々決勝のベルギー戦から復帰。相棒のボヌッチと息の合ったコンビネーションで相手を封殺すると、準決勝のスペイン戦ではPK戦の前に談笑する等ある意味狂気的な姿も見せ、チームを引っ張っていきます。そして決勝ではイングランドにPKの末に勝利、マンチーニ監督の元自身初の代表でのタイトルを勝ち取ることとなります。
ただ喜びもつかの間、2022年W杯予選では終盤に決定力不足で失速しプレーオフに回ると、北マケドニア戦でもその決定力不足を補えず敗戦。まさかの2大会連続で本選出場を逃す形となりました。
そしてキエッリーニ選手は2022年6月に行われるアルゼンチン戦を最後にイタリア代表からの引退を発表。代表キャップは歴代5位となる116試合に出場、紆余曲折あったものの偉大な活躍を見せたと言えます。
②負傷が増加
またクラブレベルにおいてもユベントスでのキャリアの終焉は確実に忍び寄っていました。2018-2019シーズンから退団したブッフォンの後釜としてキャプテンに就任するも、勤続疲労もあってか負傷が増加。特に2019-2020シーズンは右ひざ前十字靭帯を損傷しシーズン中の復帰は絶望視されます。
それでも最終盤に復帰をし健在をアピールするも、翌シーズンも度重なる負傷でシーズンの半分以上を欠場することになります。そして今シーズン、怪我もありましたがデリフトの成長もあり徐々に出場機会を減らすこととなりました。
③一時代の終わり
そして2022年5月11日のコッパイタリア戦後、シーズン後の退団を発表。
ユベントスでの公式戦出場は560試合(5月17日時点)で歴代3位、17年間の在籍でセリエA9連覇、セリエB1回、コッパイタリア5回と数々のタイトルを獲得。
セリエAを牛耳っていたユベントスの黄金時代を支えた選手の退団(キエッリーニ選手は9連覇を経験している唯一の選手です。)は一時代の終わりを告げることとなりました。
気になる去就は今の所不明ですが現役を続けることは間違いなく、その豊かな経験と未だ衰えを見せないハイレベルな技術をどのチームで生かすかは注目する所です。
ユベントス、そしてイタリア代表で歴史に残る活躍を見せたキエッリーニ選手。今後の活躍も期待しています。
では
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