今回は改訂版です。プレースタイルの成長や役割の違いを中心に書いていきます。
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①新監督の構想外に
昨シーズン中盤から一気に信頼を掴み活躍し、チームに欠かせない戦力になった遠藤選手ですが、クロップ監督退任により再び1からのスタートを切ることに。
しかし新任のスロット監督はフラーフェンベルフを高く評価し軸に添えることを選択。クロップ監督時は実質1アンカーで守備を行う為、広大なスペースをカバーするポジショニングや危機察能力が必要とされ、遠藤選手が重宝され大きな理由となっていましたが、スロット監督の守備はダブルボランチをベースに行うリスクを減らした方法の為、前述した能力が必須ではなくなることに。またビルドアップも丁寧に組織するので瞬間的な判断を行う場面は減りキック精度やキープ力が重要視されるようになり、いずれも他選手より劣っているとされる遠藤選手は序列を大きく落とす事となりました。
それにより恩恵を受けたのは前述したフラーフェンベルフで、高い技術やフィジカル的な強さを生かす事が出来るように。相棒役に最適なマック・アリスター、伸び盛りのカーティス・ジョーンズの存在もあり、実質構想外にまで追い込まれる事となりました。
②信頼は勝ち取るも
その後使われない時期が続きもはや冬での移籍は不可避化と思われましたが、7節のクリスタルパレス戦終盤に起用された際にわずかな時間ではあったものの印象的なパフォーマンスを披露しスロット監督もそのプレーに賛辞を贈ると、以降は接戦時の試合終盤に起用され試合を締めるクローザーとしての役割を与えられることに。
その後も接戦リード時に起用されるものの、レギュラーとして出場しているのはリーグカップ戦のみ。信頼は勝ち取るも序列を覆すには至りません。
ただリーグ戦はまだ中盤に差し掛かったばかりで、今後怪我人や不調にチームが悩まされる可能性はあり、レギュラー陣とそん色ないプレーを行えるのはこれまで証明されているので、与えられたチャンスにいかに好プレーを披露出来るかが勝負になりそうです。
③その存在感の大きさ故に
一方代表では変わらず絶対的な存在としてプレーしていますが、逆にその存在感の大きさ故にに替えが効かなく遠藤選手の不在時にアンカーを務めあげられる選手がいない問題が出ています。
現状守田が代わりの役割を与えられるも、カバーリング面ではやや物足りない印象。またその守田の役割をこなす選手がいないのでバランスが崩れてしまっています。
現状レギュラー候補である田中碧、藤田、そして佐野はいずれもインサイドハーフが適任の選手で、現システムのダブルボランチでは彼らほどの強度や判断力は持ち合わせていない状況。現状日本代表で最も替えが効かない存在であり、後釜の台頭が待たれる事になります。
クラブで出場機会を失うも、レギュラーに返り咲く可能性は十分にある遠藤選手。いずれにしてもチームからは信頼を得ているので、いかに少ないチャンスを生かせるか、今後のプレーに注目です。
※先日行われたリーグカップではセンターバックとしてプレー。偽センターバックとしてビルドアップにも参加し、好プレーを見せました。
では
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