今回はUEFA EURO2024総括を書いていきます。
①現ルールや過密日程の影響が大会の質に
フレンキー・デ・ヨング、コープマイネルス(オランダ)、アラバ(オーストリア)、ベラルディ(イタリア)等今大会前もカタールW杯同様、怪我での大会欠場が決定した選手が多く出ることに。
サッカーには怪我は付き物ではあるものの、その不在は非常に残念でした。
ただそれ以上に目立ったのは大会中の選手のコンディション不良。特にレバンドフスキ(ポーランド)、ケイン(イングランド)、グリーズマン(フランス)とシーズン中に主力として活躍したアタッカーの不振が目立ち、エンバぺも大会中に負傷し輝きを見せることが出来ませんでした。
スペインvsドイツのように強度の高い試合は散見されたものの、グループリーグの最終節などは明らかにペースを落としているチームもあり、3位でも決勝トーナメントに進出できる現ルールや過密日程の影響が大会の質に響いているのが判ります。
②個人ベースの戦い方とGKの奮闘
そんな中で戦術的には個人ベースの戦い方がより浸透する事に。組織で崩そうと試みていたのはドイツ代表のみで、他チームは守備のベースを作りつつ、攻撃は個の打開に頼ることが非常に多くなりました。(指揮官も戦術家として謳われている人よりもマネジメントに特化した人が選ばれる傾向にあったのもその流れを後押ししました。)
またGKの活躍も光り、ドンナルンマ(イタリア)、ディオゴ・コスタ(ポルトガル)、オブラク(スロベニア)、ママルダシュヴィリ(ジョージア)ギュノク(トルコ)、メニャン(フランス)等が幾度となく自チームのピンチを救い、正に「守護神」の働きを果たす事に。
GKの大会と言っていい程、輝きを放った選手が多かった印象が強いです。
③この勢いを持って初のW杯出場も
また興味深いチームも出てきており、その中で最も個人的にインパクトがあったのはジョージア。正直大会の空気を吸うだけで終わるであろうと思いましたが、戦前の評判を覆し、唯一の初出場にも関わらず見事決勝トーナメントに進出。
クワラツへリアや前述したママルダシュヴィリも輝きを見せ、ミカウタゼやコチョラシュヴィリ等世界的には無名ながら良質な選手達も躍動。この勢いを持って初のW杯出場も果たして欲しい所です。
また他にもドラグシンを中心に堅守速攻が光ったルーマニアや、粘り強い守備で未勝利ながらグループリーグを突破しポルトガルを追い詰めたスロベニアの奮闘も大会を彩り、将来に期待を持たせることに。出場権争いが熾烈なW杯予選でも注目される存在となりそうです。
指揮官のタイプや過密日程の影響で、ビルドアップの形や攻め手を増やすよりも一つの戦いを定めそれを突き詰めることが勝利への近道であると感じられた今大会。今後もこの日程問題は変わりそうも無いので、代表戦の戦いはよりシンプルに(堅守速攻やサイドアタックに徹する等)なってきそうですね。
では
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