今回は強豪国のユーロ2024国別総括を書いていきます。
8回目は「フランス代表」です。
結果
2勝3分1敗 4得点3失点 ベスト4
主な布陣
①隙の無い陣容を揃える
W杯で準優勝に終わるもののタレントの質の高さを改めて示したフランス代表は、ユーロ予選を7勝1分と順調に勝ち進み本選に。
そして大会前には「歴戦の猛者」であるカンテが復帰、またサリバ(アーセナル)やチュアメニ(レアルマドリード)、ザイール・エムリ、バルコラ(共にパリSG)等躍進した若手選手の存在もあり、攻守共に隙の無い陣容を揃えることに成功。
前回のユーロのように内部分裂だけが懸念ではあるものの、イングランドと並ぶ優勝候補として期待されていました。
②攻撃面の機能不全が響く
しかし大会が始まるとグループリーグ初戦ではオウンゴールで辛くも勝利を収めるも、続くオランダ、フランス戦共に引き分け。2位突破は決めるもののその戦いぶりは決して賞賛されるものではありませんでした。
守備陣はデシャン監督の評価が低かったとされていたサリバがレギュラーとして起用され素晴らしい守備を披露。クンデも右サイドで躍動しメニャンも安定感抜群のプレーを見せる等堅守をもたらしました。
反面攻撃陣はエースエンバぺの負傷はおおきかったものの、ポストプレーで周りを生かすジルーがスタメン落ちしたことから機能性を失い、特にパートナーを失ったグリーズマンが精彩を欠くと深刻な得点力不足に。
グループリーグは僅か2得点と爆発力に欠けると、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦でも攻撃陣は不発で後半終了間際のオウンゴールで辛うじて勝利を収めました。
そして準々決勝のポルトガル戦でも決め手に欠きスコアレスのままPK戦に突入。フェリックスのポスト直撃弾もあり準決勝に進出するも、続くスペイン戦では先制はするものの自慢の守備陣が打開され逆転負け。デシャン監督の交代策も裏目に出て2000年以来のユーロ制覇は叶う事はありませんでした。
③誰を「起点」とするか
正直今大会攻撃陣が振るわなかったのはやはりジルーをレギュラーとして起用しなかった事になると思います。監督からすれば切り札的起用として考えていたものの、彼の代わりに入ったコロ・ムアニやテュラムは現状前を向いてこそ良さを見せる選手。起点になり切れず攻撃は停滞しました。
ただ大会後にジルーは代表引退。彼の代わりは現状見つからず、今後は攻撃陣の再編成に迫られると思います。
個人的にはスペインと同様エンバぺ、デンべレの個の質で殴り続けるサイドアタックが有力であると思われ、その為にもカンテが再び抜けるであろう中盤の強化も行っていきたい所です。
最後まで最適解を「使わず」敗北したフランス代表。徐々に栄光の2018年W杯メンバーが抜けていく中監督はどのような形を見出していくのか、注目です。
では
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