今回は強豪国のユーロ2024国別総括を書いていきます。
2回目は「イタリア代表」です。
結果
1勝1分2敗 3得点5失点 決勝トーナメント1回戦敗退
主な布陣
①サプライズ的な選出はあったものの
2023年夏に電撃辞任したマンチーニ監督の後釜としてナポリでスクデットを獲得した後にフリーであったスパレッティ監督が就任。
前回王者として今大会に臨んだイタリア代表ですが、イングランドとウクライナ、そしてW杯プレーオフで苦汁を舐めた北マケドニアと組まれた予選を直接対決の成績もあり2位で突破。
タレント不足は悩ましいもののワールドクラスに成長したバレッラやディマルコ、復活したスカマッカ等要所要所にタレントを揃えており、最終メンバーには賭博違反により7カ月の出場停止処分が下され5月に復帰したファジョーリが選ばれるサプライズ的な選出はあったものの、連覇に向けて期待感はありました。
②攻守の組織作りがままならないまま
そんな中クロアチア、スペインと組む「死のグループ」の突破を第一に大会に臨んだイタリアはアルバニア戦ではバイラミに大会史上最速弾を決められるものの、前半だけで逆転を果たし勝利と幸先の良いスタートを切ります。
しかし続くスペイン戦では終始押し込まれ、ドンナルンマの活躍が無ければ大差もありえた完敗を喫すると、最終戦のクロアチア戦も後半アディショナルタイムにザッカーニが決め辛うじて引き分けに持ち込む内容に乏しい戦いが続きます。
特に守備面ではプレスの連動を欠き、周りのサポートがあって輝きを放つジョルジーニョが悪目立ちに(アーセナルでのプレーぶりを見ると余計に感じます)。そして攻撃でも明確な意図を感じずタレント不足を際立たせることになり、決勝トーナメントでの戦いに不安を残しました。
そして迎えたスイス戦では希望を残した3バックでは無く4バックを採用。カラフィオーリの出場停止もあってのことだったとは思いますが、この試合でスイスに組織力の差をまざまざと見せられ敗北。タレント力は互角かそれ以上だっただけに攻守において終始圧倒された内容には今後にも不安を残し、失望のまま大会を去ることになりました。
③選手は粒ぞろいなだけに
大会後スパレッティ監督の続投が決定。正直就任の経緯もあり時間を与えるのは妥当であり、3大会ぶりのW杯出場を目指し今後も戦っていく判断は間違ってはいないと思います。
ただ課題は山積みであり、攻守の整備を含めた戦い方の一貫性を示す事がまず第一に必要であると思います。そんな中で考えられるのはポゼッションに拘らないソリッドなサッカーの構築。幸い守備陣にはバストーニ、カラフィオーリに今回怪我で欠場したもののスカルヴィーニ等将来を期待出来る選手達が台頭。そして中盤もユーロ組に併せてトナーリやロカテッリ等タレントは揃っている状況。
ストライカー不在は懸念材料なものの選手は粒ぞろいなだけに、組織を前面に押し出す戦いをすればW杯出場は勿論の事、本大会でも十分戦える陣容は擁していると思います。
兎にも角にも近年ワールドクラスのタレントを輩出出来ていないと評されているイタリアサッカー。イタリアサッカー連盟はかつてのドイツやイングランドのように国全体で協力して育成出来る環境を整えていくのか、はたまた嘆くだけで終わるのか、彼らの今後の動向も追っていきたいと思います。
では
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