今回は強豪国のユーロ2024国別総括を書いていきます。
10回目は「スペイン代表」です。
結果
7勝0分0敗 15得点4失点 優勝
主な布陣
①ベスト8で成功とされる大会
2022年W杯後スペイン代表は予選第2戦目のスコットランド戦に敗れる等苦しいスタートを切るものの、その後全勝し予選突破をしました。しかしその伝統(とされる)ティキタカからかけ離れたスタイルには賛否両論が起こり、疑問符が持たれる事に。ただ様々な選手が試されたものの中々固定出来なかったウイングにニコ・ウィリアムズとヤマルが台頭すると強力なサイドアタックが実現。
それでも不安定な中央の守備、そして不調であったエースモラタの出来を考えるととても優勝候補筆頭までとは言えないもので、グループリーグの組み合わせを考えてもベスト8で成功とされる大会と位置付けされていました。
②異なるスタイルで大会制覇
しかし本大会が始まるとスペインは力強いプレーを見せ、初戦のクロアチア戦で3-0の快勝を果たすと、続くイタリアでも勝利。3戦目のアルバニア戦でもサブメンバー中心で勝利し一躍優勝候補に浮上します。
特にニコ、ヤマルをカルバハル、ククレジャが支えるサイドアタック、そしてロドリ、ファビアン・ルイス、ペドリが君臨する中盤が猛威を振るい、ビルドアップ、プレスの際にも整備不足を上手くカバーする戦い方を可能に。そして決勝トーナメント1回戦のジョージア戦でも先制点は許すものの、その後4点を叩き込み逆転勝ちを果たし強さを示します。
そして準々決勝のドイツ戦は実質決勝戦と言われるカードとなり、実際お互い素晴らしいパフォーマンスを見せ延長戦の末撃破。続く準決勝でもヤマル、ダニ・オルモのスーパーゴールもありフランスを撃破し遂に決勝に進出します。
決勝での相手はイングランド。タレント力では劣るものの、自分たちの戦い方を貫き通し見事に勝利。2012年以降4回目(ユーロ最多)の優勝を果たしました。
③W杯はまた別物に
この優勝、そして躍進によりW杯にも期待を持ちたい所ですが、現状ロドリ、ファビアン・ルイスを始め、カルバハル、ニコ、ヤマルと勝ち進むためには代えの効かない選手が多く、さらに戦い方も選手に依存する場合が多く正直別物と考えた方が良さそうです。
その点では前回のイタリアと状況は逆ながら立場は似ているので興味深いですが、選手層の厚さを考えても出場権を逃すとは考えにくいものの2年で対策を立てられるのは想像出来、セカンドプランを考えるか、それとも今の戦い方をさらに磨き始めるのか、指揮官の選択に注目です。
そういう意味ではこれからピークを迎えるような若い選手が多いのは心強く、次大会までにロドリに次ぐアンカーが台頭すればW杯でも優勝候補として挙げられる事でしょう。
戦前の予想を覆す躍進を果たし、見事に優勝を果たしたスペイン代表。今後の戦いぶりにも注目です。
では
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