今回はユベントス監督を解任されたマッシミリアーノ・アッレグリ監督について書いていきます。
①コッパイタリア優勝後の振る舞い
ユベントスは5月17日にアッレグリ監督の解任を発表しました。コッパイタリア優勝を決めた直後の解任劇に驚きがありましたが、問題視されたのは優勝後の振る舞い。
試合中に主審への不満が抑えきれず侮辱行為により退席処分を受けたアッレグリ監督ですがこれはこれまでも良くあることで、むしろそのスーツの脱ぎっぷりには流石だなとは思いましたが、後にスタジアム内の広告看板や照明機材を蹴るなどの行動、そして試合後には歓喜の輪からジュントリFDを追い払うようなジェスチャーを見せ、さらに記者に対しても脅迫とも取られかねない言動を行っていたとされその行動がクラブ上層部から問題視。
クラブの価値観や求める振る舞いに合致していないとして、解任が決定しました。
②試合内容の乏しさと弱気なメンタリティ
ただ解任の理由は勿論それだけでは無く、主だったのは試合内容の乏しさと弱気なメンタリティにあると思います。
2度目の就任となった2021年以降アッレグリ監督は5連覇を達成した第一次政権のようなコレクティブなサッカーを見せられておらず、人数を掛けた守備からのロングカウンターに終始。
今シーズンもポグバやファジョーリがピッチ外の理由で抜けるアクシデントはあったものの、ブレーメルやラビオ、ヴラホビッチやキエーザ等、層は薄いものの戦力的には十分であり、トップ4は勿論の事スクデットも狙えるスカッドは揃えていたと思います。
しかしアッレグリ監督はインテルに肉薄していた前半戦に何度も「目標はあくまでトップ4」であると強調。これが本当にトップ4を狙っているクラブならともかく、昨シーズン勝ち点上では優勝したインテルと同様の3位に位置しており、リーグ戦に専念出来る環境。さらにセリエA最多優勝回数を送る「名門」の監督であれば本気で思っていないくても優勝を意識するようなコメントは欲しい所で、その弱気なメンタリティも気になる所でした。
③後任候補は驚きを与えたあの指揮官
そんな中気になる後任監督ですが、暫定であるモンテーロ監督の続投は考えにくい中、今シーズンセリエAで驚きを与えたチアゴ・モッタ監督の就任が噂されています。
モッタ監督はボローニャで最終ラインの内の一人を偽センターバック化させビルドアップを行う独自のポゼッションサッカーでリーグを席巻。これまで1964-196シーズン以来のチャンピオンズリーグ出場権を確定させ一躍時の人となっています。
しかし勿論ボローニャ側も抵抗はあり、モッタ監督も自分が作り上げたチームで欧州最高の舞台で戦いたい気持ちもあるはず。交渉は一筋縄ではいかず、今後の動向が気になる所です。
兎に角一次政権時の時の輝きを終ぞ見れずにチームを去ることになってしまったアッレグリ監督。ただただ残念です。
では
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