ガスペリーニ監督の下初の国際タイトル獲得を狙うアタランタと、欧州記録となる公式戦51戦無敗を記録し、大躍進を続けるレバークーゼン。共に懸けるものは多く熱い戦いが期待されます。
ということで先日行われたヨーロッパリーグ決勝、アタランタvsレバークーゼンの感想です。
ハイライトはコチラ↓↓
両チームのスタメン&結果
前半
守備方法は違えどもアタランタ、レバークーゼン共に守備5-2-3の3-4-3を採用、ミラーシステムで試合に臨んでいました。
試合はレバークーゼンがボールを保持しますが、アタランタの強度の高いマンマークディフェンスに苦しみ中々ボールを前に運ぶことが出来ません。
するとコーナーキックの流れからザッパコスタがハーフスペースでボールを持つと、マイナスの方面にグラウンダーのパス。それをファーサイドに走り込んだルックマンが見事に合わせアタランタが先制します。
さらにレバークーゼンのビルドアップのミスを突きルックマンがボールを拾うとジャカを躱して豪快に右足を振り抜き追加点。アタランタが前半で2点のリードを奪います。
レバークーゼンは何とか前線にボールを渡したいもののポジションチェンジは功を奏さず、グリマルドの抜け出しからのループもムッソに阻まれ得点出来ず前半を終えます。
後半
後半レバークーゼンはボニフェイスを投入。明確な起点となる選手が入ったことでビルドアップがスムーズに行われるようになるものの、目立った決定機を作ることが出来ずにアンドリッヒ、フロジェクを投入し打開を図ります。
しかし打開したのはアタランタ。スカマッカからボールを受けたルックマンがペナルティエリアに侵入すると、タプソバをフェイントで惑わし強烈なシュートを叩き込みトドメとなる3点目を叩き込み見事なハットトリック。
流石に幾度となく「奇跡」を再現していたレバークーゼンも3点差は追いつくことは出来ずそのまま試合終了。
アタランタはクラブ史上初のヨーロッパリーグ制覇を果たしました。
総評
アタランタはマンマーク戦術が見事に嵌り見事にヨーロッパリーグ初優勝。下手にボールを持つことも無く、さらに長年この守備方法で戦ってきた練度に個の力が合わさって最高の形で実を結ぶこととなりました。
特にルックマンは大会史上初の決勝でのハットトリックを決め、キレキレのドリブルで相手守備陣を翻弄。そしてエデルソンは早い切り替えと強度の高い守備でジャカに仕事をさせずほぼ完封。優勝に大きく貢献しました。
対するレバークーゼンは攻守においてアタランタに圧倒され無敗記録は51でストップ。
前半はゼロトップ気味で始めたものの(この布陣自体は良く行っているので奇策ではありません。)嵌らず、生命線のビルドアップもミスを連発し2失点。後半にボニフェイスを投入し起点を作るも決めきれずトドメの3点目を決められることになりました。
ただ正直こういうチームの連勝が止まる時は不運では無く、ビッグマッチで本当の強さを持ったチーム相手に喫する事が殆ど。今回はアタランタの強さを讃えて前に進むしかないかと思います。
個でも練度でも相手を上回り、初のヨーロッパリーグ優勝、決勝で初のハットトリック、そしてガスペリーニ監督の初タイトル獲得を勝ち取ったアタランタ。本当におめでとうございます。
では
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