今回は今後のサッカー界のトレンドと目されている「4センターバック」について書いていきます。
①新しいトレンドとして
近年センターバックタイプの選手を4人並べて運用する4センターバック方式が新しいトレンドとして見なされています。そのきっかけとなったのはマンチェスターシティで、ウォーカーの怪我により右からアカンジ、ルベン・ディアス、ストーンズ、アケの並びで守備陣を形成。結果強固な守備陣が組織され、3冠を達成したことで注目を浴びることになりました。
そして今シーズンはW杯でセンターバックとして大活躍したグバルディオルを獲得し左サイドバックとして起用。
またアーセナルはティンバーを右サイドバック起用目的で獲得し、開幕後も右からベン・ホワイト、サリバ、マガリャンイス、冨安(キヴィオル)の並びの布陣を度々採用することに。時代を先取る2チームが共に同じ路線を歩んでいる事で「トレンド」として見られるようになりました。
②守備力の担保と優秀なウイングの存在
かつて4センターバックを使ったチームでパッと思いつくのは2002-2003シーズンのミラン(シミッチ、ネスタ、マルディーニ、カラーゼ)ですが、攻守のバランスが取りにくいピルロシステム初期であったのと、元々攻撃的なサイドバック不足(計算出来るのはセルジ―ニョのみ)の末考えられたもので、守備に関しては堅かったものの(リーグ2位の30失点)、攻撃においては幅を取れず中央突破に偏重。結果チャンピオンズリーグは獲得出来たものの弱点が目立ち、その有用性には疑問がありました。(むしろピルロシステムがトレンドになった感はあります。)
しかし現在のマンチェスターシティやアーセナルはグリーリッシュやベルナルド・シウバ、サカやマルティネッリ等優秀なウイングの存在もあり、サイドバックを高い位置に置く必要性が薄まることに。
その結果守備力が高くビルドアップに参加できる選手を重用する傾向が強まり、そのスペシャリストであるセンターバックタイプの選手が多く起用され、改めて注目を浴びることになりました。
③ディフェンスリーダーになれる選手がいなければ
しかし単純にセンターバックタイプだけを起用すればいいのかと言えば勿論そんなわけも無く、まず前述したように優秀なウイングがいることが大前提です。
またセンターバック4人の中でディフェンスリーダーになれる選手がいなければ例え4枚並べても強固な守備は形成出来ず、それならばレアルマドリードのカルバハル等判断力が高いサイドバックを起用した方が遥かに守備力という面ではアップが望めます。
実際マンチェスターシティにはルベン・ディアスやストーンズ、アーセナルはベン・ホワイト、マガリャンイス、冨安とリーダータイプの選手が起用されているからこそ堅守が維持されていると言っても良いです。
正直現状で4センターバックを使った方が良いと思うチームは殆ど無く、この流れに無理矢理乗っかる必要性はないと思われます。
結局は在籍している選手次第。各クラブ首脳陣や監督はこのトレンドに無理矢理乗っかることなく(むしろ監督や首脳陣が早々にこれを打ち出している時点で怪しいと考えた方が良いです。)、今後も地に足を付けたチーム作りを続けて欲しいです。
では
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