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ユリエン・ティンバー~強度の高い守備と果敢な攻撃参加~【特集】

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今回はアーセナル移籍が決定したユリエン・ティンバー選手について書いていきたいと思います。

Getty Images

経歴

ティンバー選手は2008年にユトレヒトのDVSU(オランダ)に加入し、フェイエノールトのユースを得てアヤックスに加入。

その後2020年にトップチームデビューを果たすと、2021-2022シーズンからはリサンドロ・マルティネスと共にレギュラーとして活躍。昨シーズンもビッグクラブからの関心を集めながらも残留し、リーグ戦全試合に出場する活躍を見せます。

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そして今シーズン満を持した形でイングランドアーセナルに移籍。昨シーズンディフェンスラインの負傷者続出で調子を落としたチームの解決策としての活躍を期待されています。

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オランダ代表では2021年にデビューし、カタールW杯にも出場。アヤックスの先輩でもあったデ・リフトから3バックの右のスタメンを奪取し4試合でスタメン出場。

現状では4バックに戻されレギュラー落ちはしているものの、今後の巻き返しが期待されます。

 

①強度の高い守備と果敢な攻撃参加

ティンバー選手の特長は強度の高い守備と果敢な攻撃参加です。

179㎝と小柄ながらも身体能力に優れており、空中戦でも地上戦でも相手を封殺する守備能力を持ち併せており、特にスピード勝負では無類の強さを誇ります。

またビルドアップでの技術は確かで適切な繋ぎを見せる一方、時折大胆に前に運び果敢な攻撃参加を行うことがあり、そのプレーは良いアクセントになり得ます。

またそのプレーはサイドバック起用時だけではなくセンターバック起用時にも見せる等意外性も持ち併せており、見ていて非常に楽しませてくれる選手です。

 

②まだまだフィジカル頼みな部分が

反面裏ケアやカバーリングに関しては視野から逃してしまう事があり、まだまだフィジカル頼みな部分があります。

特にプレミアリーグではその一瞬の判断ミスが命取りになり、アーセナルの現レギュラーセンターバック2枚(マガリャンイス、サリバ)はそこもカバー出来る選手でもあるので、いかに今後はその課題に向き合い改善していけるかが勝負になりそうです。

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③チームに多くの選択肢を与える存在に

しかし右サイドバックセンターバック、そしてアンカーもこなせるユーティリティー性、そして他選手には余り見られない特異なプレースタイルはチームに多くの選択肢を与え、昨シーズン失速の原因となった主力の怪我離脱によるディフェンスラインの強度低下を防ぐ意味では最高の補強となりそうです。

恐らく序盤はベン・ホワイトと右サイドバックのレギュラーを争う形になりそうで、怪我人の状況も見てセンターバックやアンカーでも試されそうです。

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アーセナルの昨シーズンの課題を解決出来得る能力を持つティンバー。今後の活躍も期待出来ます。

 

では

 

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