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阪神タイガース 2023シーズン感想-野手-~ポジションの固定化と四球への意識~【プロ野球】

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今回は阪神タイガース 2023シーズン感想~野手編~を書いていきたいと思います。

阪神タイガース

主力野手成績()は主な守備位置 ※青は注目している箇所

大山    143試合 .288   19本   78点    3盗   出塁率.403  OPS.859 (一)

中野    143試合 .285     2本   40点  20盗   出塁率.349  OPS.692 (ニ)

ノイジー  133試合 .240     9本   56点    0盗   出塁率.295  OPS.623 (左)

佐藤輝   132試合 .263   24本   92点    7盗   出塁率.339  OPS.837 (三)

近本    129試合 .285     8本   54点  28盗   出塁率.379  OPS.809 (中)

木浪    127試合 .267     1本   41点    0盗   出塁率.320  OPS.653 (遊)

島田    101試合 .145     1本     6点    7盗   出塁率.217  OPS.408 (右左中)

森下      94試合 .237   10本   41点    1盗   出塁率.316  OPS.691 (右左中)

坂本      84試合 .226     0本   21点    0盗   出塁率.288  OPS.543 (捕)

梅野      72試合 .194     1本   19点    3盗   出塁率.288  OPS.514 (捕)

糸原      69試合 .236     0本     5点    0盗   出塁率.337  OPS.587 (一三)

ミエセス    60試合 .222     5本   16点    0盗   出塁率.301  OPS.666 (右左)

渡邊      59試合 .177     2本   10点    0盗   出塁率.224  OPS.527 (三)

原口      54試合 .192     2本     8点    0盗   出塁率.250  OPS.577 (一)

小幡      47試合 .282     0本     8点    3盗   出塁率.349  OPS.669 (遊)

小野寺     43試合 .347     0本   11点    0盗   出塁率.402  OPS.829 (右左中三)

前川      24試合 .255     0本     7点    0盗   出塁率.346  OPS.676 (右)

 

①ポジションの固定化と四球への意識

昨シーズン守備力の向上、そして外野手の長打力が課題だったチームですが、岡田監督が就任直後に守備ポシジョンの固定化を明言。また中野選手のセカンドコンバート等様々な変化をチームに与えました。

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そしてドラフト1位の森下選手が開幕1軍を掴み取るとポジションは捕手、外野二つを除いて固定化が成功。さらに打順もある程度固定される事で選手個々の役割が明確化され、打線の流れを生む事に。岡田監督のチームビルディング能力の高さを見せました。

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更に各自にボールの見極めの重要さを説き、開幕前には四球の査定の見直しを実現。その積み重ねによりチームは四球を量産

佐藤輝選手の深刻な不振もあり打力自体は昨シーズンとそれ程大きな変化は無かったもののしぶとく四球やバント、犠牲フライなど小技を絡め得点を挙げると、岡田監督の采配も冴えわたり勝利を積み重ねていく事になりました。

また守備もエラー数自体は多いものの記録されないミス(併殺崩れ等)は目に見えて減り、併殺奪取数はリーグトップ(130)を記録。ポジション固定が守備でも機能することとなります。

 

②主軸の離脱も最小限に

しかし近本選手がわき腹へ死球を受け離脱を強いられると、梅野選手が手首に死球を受けシーズン絶望に。中心選手の離脱により暗雲が立ち込めます。

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それでも前者は2軍落ちから這い上がっていた森下選手が活躍し穴を埋めると、後者は坂本選手がその後スタメンマスクを被り続けダメージを最小限に抑えます。

しかも近本選手が復帰した後半戦に森下選手がブレイクを果たすと、坂本選手がレギュラーシーズンだけではなくポストシーズン攻守において活躍

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当初遊撃手のサブ扱いだった木浪選手のブレイクも含め、これまで燻っていた選手達の活躍も日本一の要因となりました。

 

③捕手の成長と外野の二枠争い

しかし来シーズンに向けての不安材料はあります。

まずは梅野選手の離脱により実質一人で回す事になった捕手の層の拡充。現状長坂選手や榮枝選手に出場機会が与えられたものの僅かで、彼らへの信頼がまだまだ低いことが伺えます。その為新シーズンは彼らを含めての捕手がいかに成長し二人を脅かしていくかが注目点となりそうです。

また森下選手が定着したもののまだプロ1年目の右翼、そして年間を通して固定出来なかった左翼も台頭が待たれる事で、昨シーズン中々出場機会には恵まれなかったものの好成績を残した小野寺選手、1軍を経験した井上、前川選手の奮闘が期待されます。

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そして欲を言えば絶対的な存在でありながら離脱すれば痛すぎる近本、中野、大山、佐藤輝選手の穴を埋め、あわよくば危機感を持たせる選手の台頭、今シーズンの森下選手のようなラッキーボーイ的な選手が現れてくることも望まれます。

 

岡田監督の意識改革により一気に怖さが増した打線。来シーズンはより個々の成績アップ、そして新たな選手の台頭を期待していきたいです。

 

では

 

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