劇場版呪術廻戦 0～原作の前日譚～【呪術廻戦】

※ネタバレ有り

今回は「劇場版呪術廻戦 0」について書いていきたいと思います。

①原作の前日譚

「劇場版呪術廻戦 0」は原作では「東京都立呪術高等専門学校（0巻）」と発表された外伝的作品（本編よりも早くに短期集中連載されました。）で、原作の前日譚に当たる物語となっています。

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物語の舞台は本編の約1年前で虎杖や伏黒、釘崎は登場せず、先輩組と五条がメインとなっています。

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話は婚約者の少女である特級過呪怨霊・祈本里香が取り憑いていた乙骨憂太が五条の勧めにより東京都立呪術高等専門学校に転校することから始まり、同級生との交流、そして自身の力と向き合うことで成長する物語となっています。

当初は自己肯定力が低く気弱で中々周りにも馴染めなかった乙骨ですが、次第に仲間の身の上を知り大切に想い、彼らを護るべく強大な敵に立ち向かっていくことになります。

「愛してるよ、里香。一緒に逝こう」

②同級生であり親友であった二人の青年の物語

そしてもう一つのメインストーリーとして五条と夏油の関係が描かれています。

かつては同級生であり親友であった二人の青年は、ある事件をきっかけに袂を分かち対立することに。そして非術師を殲滅し呪術師だけの世界を目指す夏油は新宿・京都で、大勢の呪霊たちによる虐殺「百鬼夜行」を実行します。

ただその百鬼夜行はデコイであり、真の目的は乙骨の力（里香）の獲得で夏油は高専を強襲。安全の為に残された乙骨は彼を迎撃するものの仲間は倒れていき、自身も追い詰められることに。

そして夏油の狙いを一早く察知し高専に駆けつけた五条が目にしたのは、乙骨に敗れ重傷を負った親友の姿が、、、。五条は彼にある言葉を投げかけ別れを告げる事となり、物語は幕を閉じます。

「いや、僕じゃない。僕の親友だよ」
「たった１人のね」

③そして2期へ

そして今作はアニメ2期の懐玉（かいぎょく）・玉折（ぎょくせつ）に繋がる内容となっており2期では彼らが何故袂を分かちあったのかが詳しく描かれる事となっています。

その為アニメの予習にもなっており（この繋ぎ方は流石とも言えるものです。）、後々登場するであろう乙骨の性格やその成り立ちを知る意味でも必見の作品となっています。

乙骨と五条という作中でもトップクラスのキャラが躍動し、主人公無しでも動員数980万人を超え興行収入でも137億円を超える（歴代17位）等、記録的なヒットとなった「劇場版呪術廻戦 0」。シリーズを見ていない人でも楽しめる内容となっており、入り口としても十分魅力的な作品なので、おススメ出来る作品となっています。

では