今回はマンチェスターユナイテッド移籍が決定したメイソン・マウント選手について書いていきたいと思います。
経歴
マウント選手は6歳でチェルシーのアカデミーに入団。その後2017年に武者修行としてフィテッセにレンタル移籍すると、前半戦は出場機会に恵まれなかったものの次第に本領を発揮し、クラブの年間MVPにまで選ばれる活躍を披露。
その後ダービー(2部)に再びレンタル移籍すると、ランパード監督の評価を得て主力として活躍。翌シーズンにはランパード監督のチェルシー就任に合わせる形でレンタルバックすることとなります。
すると補強禁止処分によりアカデミー出身者を積極登用していたチーム状況もあり、マウント選手はリース・ジェームズ、ハドソン・オドイ、エイブラハム(現ローマ)、トモリ(現ACミラン)等と共に初のプレミアリーグで躍進しチームのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献。
その後トゥヘル監督に交代した後も主力としてプレーすることとなります。
しかし2022−2023シーズンはチーム状況が不安定であったこともあり精彩を欠き、最後は怪我によってシーズンが終了。また自身を軽んじるクラブに対しても不信感が募り、契約延長も締結されることなく2023年7月5日にマンチェスターユナイテッドに移籍することとなりました。
代表では2019年にデビュー。準優勝したユーロ2020、カタールW杯でも主力としてプレー。2022年は不振に陥っておりレギュラーからは外れていますが、巻き返しが期待されています。
①シンプルかつ的確で正確なプレー
マウント選手の特長は「シンプルかつ的確で正確なプレー」であると思います。
フィジカル、基礎技術共に高いレベルでまとまっており、特にキック精度は非常に高くパス、クロスは大きな武器となり、セットプレーのキッカーとしても優秀です。
またそれを生かす為の判断力が極めて高く、シンプルにプレーしているように見えて非常に効果的なプレーを行うことが出来ます。
さらに運動量や献身性も高く、あらゆる局面で顔を出しウイングやインサイドハーフ、トップ下でもプレー出来るポリバレント性も持ち併せている為、チームの機能性を高めるためには欠かせない選手でもあります。
②周りと連動するタイプである為
しかし絶対的な武器(ドリブルやスピード、パワー)は無く、周りと連動して輝くタイプである為監督やチーム状況によってはパフォーマンスが半減してしまう選手です。
いい例が昨シーズンであり、チームが全く機能していない中マウント選手は試合の大半をチームのバランス取りに使うこととなり、結局持ち味を発揮出来ずに途中交代を繰り返すことに。
組織力には乏しいものの周りとの連携が取れていたランパード監督時代、組織力の極みとも言えたトゥヘル監督時代に輝きを放っていたように、機能すれば非常に大きな戦力になってくれるだけにテン・ハーグ監督の采配が注目されます。
③栄光の7番を付けて
また新天地のマンチェスターユナイテッドでは背番号7番を与えられることに。
近年背負った選手は目立った成果は挙げられていないものの、90年代にはカントナやベッカム、2000年代にはクリスティアーノ・ロナウドが背負い数々のタイトルを獲得した栄光の背番号と言えるもので、クラブの彼への期待が伺えます。
またテン・ハーグ監督もフィテッセ時代から彼のプレーに注目し獲得を望んでいたとされ、新シーズンはクラブ、監督共にサポートを受ける最高の環境でプレーすることが出来そうです。
愛するクラブに別れを告げ新たなる環境に身を投じたマウント選手。新シーズンの活躍を楽しみにしています。
では
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