きちのうすめ雑記

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夏油傑~良くも悪くも生真面目な青年~【呪術廻戦】懐玉・玉折

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※ネタばれ有


今回は呪術廻戦 懐玉・玉折の登場人物である「夏油傑」について書いていきます。

芥見下々/ 集英社/呪術廻戦製作委員会/ imdb.com

①良くも悪くも生真面目な青年

本編では「最悪の呪詛師」として敵として立ちはだかる夏油ですが、10年前の物語である今作では呪術高専の生徒として「親友」である五条と「最強の二人」として青春時代を過ごしていました。

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当時は髪型はお団子状に一つに纏め、下はサルエルパンツにカスタムし一人称は「私」。呪術師としての使命に忠実な「呪術師は弱い非術師を守るためにある」という考えを持ち、良くも悪くも生真面目な青年でした。

「 ”弱者生存” それがあるべき社会の姿さ 弱きを助け強きを挫く いいかい悟 呪術は非術師を守るためにある」

非術師の存在を軽んじる当時の五条とは意見の違いもあって度々喧嘩もするものの、そのコンビネーションは息の合ったものであり、呪術界の中で一目置かれる存在に。

そんな中、五条と二人で「星漿体(せいしょうたい)」の少女天内理子の護衛の任務に就くこととなりました。

 

②呪詛師として追われる身に

当初は襲い掛かる呪詛師を撃破し誘拐事件も瞬く間に解決していった二人でしたが、最後の最後で「術師殺し」伏黒甚爾の襲撃を受ける事に。

不意を突かれるも任務を優先した五条に任せ自身は天元のいる薨星宮(こうせいぐう)に向かうも、彼女の「もっと皆と一緒にいたい」という本音を聞き彼女の意思を尊重して連れ出そうと右手を差し出すも、彼女は五条を斃した甚爾の凶弾に倒れることに。

夏油は甚爾と戦うも五条すら斃してしまう彼の力に歯が立たず敗北。自身は面倒になる(取り込んだ呪霊がどうなるか分からない為)と生かされ、彼女の遺体を持ち去られる完全敗北を喫します。

「そうか 死ね」

後に五条が復活し甚爾を斃すも、そこで目にしたのは彼女の遺体の周りで微笑みながら拍手を送る盤星教の教徒。五条は「コイツら殺すか?」と夏油に問うも彼は制止。しかし彼の心は彼よりも揺れ動くこととなります。

その後は「最強」になった五条は一人で任務に臨む事が多くなり、自身の精神は着実に摩耗していく日々が続き、同じ特級術師である九十九に「じゃあ(呪霊を生み出す)非術師を皆殺しにすれば良い」と思わず吐露してしまう程追い詰められることになります。

そして自身を慕ってくれた後輩の死、そして「最強」五条悟の存在により呪術師を続けることの意味に疑問を持ち、遂に任務で向かった際に村人が呪術師の幼い少女たちを虐待し檻に閉じ込める醜悪な光景を目にしてタガが外れ、村人112名を手にかけ呪詛師として追われる身に

「皆さん 一旦外に出ましょうか」

新宿で五条に再会した際は「非術師を皆殺にして術師だけの世界を作る」考えを固め、彼と決別宣言し雑踏の中に消えてゆく事になります。

「生き方は決めた 後は自分にできることを精一杯やるさ 殺したければ殺せ それには意味がある」

 

③呪霊操術

降伏した呪霊を取り込んで自在に操る術式「呪霊操術」の使い手であり、呪霊による遠距離の物量戦法を得意としています。また「呪力抜きの素のフィジカルは五条と互角」と明言されているように本人の戦闘力も高く、呪具の扱いにも長けています。

さらに降伏さえさせれば特級呪霊であろうと問題なく隷属可能で、ストックは無限。更に対象となる呪霊は主従契約の無い呪霊に限られるも、主を排除してしまえば取り込み可能と、主なデメリットは飲み込んだ際に吐瀉物を処理した雑巾の様な味がするということぐらいです。

その圧倒的て札の多さは劇場版でも発揮されており、準1級以上の呪霊を複数使役する事で己のアドバンテージを維持する事も可能。原則1人につき1種類の術式が大前提である呪術世界において「数の暴力」を体現するキャラとなっています。

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親友と袂を分かつことを選んだ夏油。決着は劇場版に持ち越される事になります。

 

では

 

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