きちのうすめ雑記

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現代サッカーサイドバック論①~役割の変遷~【サッカー】

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今回は現代サッカーのサイドバックについて主観を元に書いていきます。

 

今回は「役割の変遷」についてです。

Getty Images

①アップダウン型が主流に

私がサッカーを見始めた時サイドバックの選手の役割は主にサイドを上下動するアップダウン型の選手が主流となっていました。

特に1990年代後半~2000年代中盤にかけては4バックが主流になったことで攻守においての幅広い貢献が求められるようになり、カフーアシュリー・コールなど運動量が豊富かつサイドアタックを任せられる程の攻撃力を持った選手が数多く活躍しました。

そんな中異彩を放ったのはロベルト・カルロスザンブロッタ。前者は破壊的な左足と推進力を武器にウイング並みの攻撃力でサイドを制圧。そして後者は両サイドバックを高いレベルでこなせるユーティリティー性と両足のキック精度を武器に欧州を席巻。

共にワールドカップを獲得する等チームに無くてはならない存在としてチームに貢献していました。

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サイドバックの概念を変えた選手の登場

しかしあくまで基本サイドバックは攻守における+αの存在で攻守においては味方のサポートが主であり、前述した選手以外は所謂頑張り屋さんのサイドバックが主流になっていました。

ただ2008年にバルセロナグアルディオラ監督が就任、更にサイドバックの概念を変えた選手の登場で一気に役割が多様化するようになります。

ダニエウ・アウベスロベルト・カルロス並みの攻撃力を武器に活躍した選手ですが、バルセロナに加入するとメッシの存在もありサイドの上下動だけではなく内に入りゲームメイクも行うプレーは欧州に強烈なインパクトを与えました。

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更にバイエルンではアラバ、ラームが攻撃時にはボランチ化するサイドバックも注目の的に。攻守の強度が高くなり司令塔のゲームメイク力だけではビルドアップが成立しなくなってきた時代背景もあり、ゲームメイクを行える戦術眼を兼ね備えたサイドバックが求められることとなりました

日本代表でも内田が台頭。卓越した判断力でサイドから試合を支配していました。

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③本来の役割に戻っていく流れに

そして2020年代に入るにつれて更にサイドバックの役割は多様化。日本では漫画のアオアシが話題になる等、その働きに注目が集まるようになりました。

またビルドアップの形が整備されていくにつれてその重要性が増し、今ではいかに戦術眼に長けたサイドバックを確保するかが特にチャンピオンズリーグにおいては重要になってきています。

そんな中最近の主流になりつつあるのがサイドバックセンターバック

マンチェスターシティのアカンジとアケ

アーセナルのベン・ホワイトと冨安

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バイエルンのパヴァール

バルセロナのクンデやアラウホ

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等、センターバックを本職としながらも低い位置でビルドアップに関与する守備的なサイドバックが増加。ヴィニシウスやサカ、三笘など張った位置から仕掛けられるウイングが多くなってきた&サイドバックが幅を取らなくなったことにより本来の役割(バックス)に戻っていく流れに

これからはこれまで例が少なかったセンターバックからサイドバックへのコンバートが多くみられるかも知れません。

 

次からは多様化したサイドバックの役割を出来るだけ整理する形で書いていきたいと思います。

 

では

 

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