今回はチェルシー所属のセサル・アスピリクエタ選手について書いていきたいと思います。
①優れた判断力と戦術理解力
アスピリクエタ選手はスペインを代表するサイドバックでありながらレアルマドリードやバルセロナだけではなく、バレンシアやセビージャなどのスペインの強豪でプレーしたことがない(出来なかったといってもいいでしょう)珍しい選手です。オサスナからフランスのマルセイユに移籍し、キャリアを積みチェルシーに加入し現在に至ります。地道なステップを積み重ねた努力の人と言えるでしょう。
アスピリクエタ選手の特長は「優れた判断力と戦術理解力」です。ボールの予測察知能力が高く判断力、瞬発力がいいのでピンチを事前に防ぐことが出来ます。ポジションは3バックの一角と両サイドバックをこなすことが出来、また戦術理解力も高い為切り替えもスムーズに行え、可変システムが増えている現代サッカーでも重宝される存在です。以前では3バックや両サイドをこなせる利便性が評価されていました。
勿論堅実なテクニックと先を読んだインターセプト、粘り強い1対1も魅力の一つでチェルシーの守備には無くてはならない存在です。
②単純なフィジカル勝負
反面フィジカルでは見劣りします。ロングスプリントや単純な高さで負ける場面が多くワールドクラスのストライカーやウイングだとどうしても負ける部分があります。しかしそれを自覚しているのか味方との連携で守ったり指示をして動かしたりしており、しっかり弱点をカバーしています。
その献身性と勤勉さは多くの監督や選手に称賛されており、名将モウリーニョ監督は
「アスピリクエタが11人いればCLを制覇できる」まで評価しており実力も人間性も素晴らしい選手です。
③経験の落とし込み
昨シーズンもランパード監督の元ズマ、クリステンセン、トモリ、など経験値の少ないメンバーを見事にまとめ上げDF陣を引っ張りました。スペイン、フランス、イングランドのトップリーグでプレーした経験も貴重で、世代交代が進むチェルシーにおいてその経験は非常に大きな力になると思います。まだ30歳ですが、、、。
卓越した頭脳で屈強なプレミアリーグを戦い抜くアスピリクエタ選手。来シーズンもチェルシーでクレバーな活躍を見せてくれるでしょう。
では